古市憲寿氏 フジ第三者委の対応「逃げたと思われても仕方がない」「マジックワードを武器に…」

[ 2025年6月3日 21:18 ]

古市憲寿氏の公式インスタグラム(@poe1985)から

 社会学者の古市憲寿氏(40)が3日、自身のX(旧ツイッター)を更新。「性暴力」と認定された元タレントの中居正広氏(52)の代理人弁護士の「開示請求」などを拒否したフジテレビの第三者委員会の対応について言及した。

 「フジテレビの第三者委員会、迷走していますね」と書き出し、「『二次被害』を理由に回答を拒否するなら、そもそも3月31日、報告書も関係者だけに開示して、世間に公表しなければよかった。それなのに竹内朗弁護士たちは、わざわざ記者会見までしている」と言及。「『二次被害』というマジックワードを武器に、説明責任から逃げ続けるなら、第三者委員会の信頼性そのものが失われかねない。6月2日の『日経新聞』にもありましたが、適当な事実認定で報告書が公開されることもあるのに、反論の手続きがないのも大問題」と指摘した。

 「しかも中居さんの代理人が訴えるWHO定義を恣意的に使用したことの可否や、守秘義務の誤認という問題が、どう『二次被害』に当たるのかもわからない。本当に『二次被害』が当たる可能性があるなら、世間に非公表で回答していいかどうかを代理人に聞けばいい」とし、「相当にまずい、クリティカルな問題を認識しているからこそ、回答から逃げたと思われても仕方がないですね」と言い切った。

 また、続く投稿でも「フジテレビ第三者委員会の問題は、多くの人(たとえば会社員)にとっても他人事ではない。警察でも裁判所でもない組織が、急にあなたを犯罪者のように扱ってくる可能性がある。だが国家機関でも何でもないから、反論の機会が確保されてもいない。現在の第三者委員会制度の決定的な欠点だと思う」と記した。

 元タレント中居正広氏の「性暴力」を認定したフジテレビの第三者委員会はこの日、中居氏の代理人弁護士とのやりとりを今後「差し控えさせていただく」と発表。中居氏側が認定に反論する文書を3度公表したことに対し「被害者に二次被害を与える危険性がある」とし、両者の見解に「依然として大きな隔たりがある」とする見解を示した。

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2025年6月3日のニュース