玉川徹氏 コメ価格の今後 今年の新米「高い値段」 備蓄米の量に懸念「そっちが下がるほどの量はない」

[ 2025年6月3日 16:16 ]

テレビ朝日社屋
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 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が3日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)にコメンテーターとして生出演し、コメ価格の今後を占った。

 政府は2日、5キロ当たりのコメ価格が全国平均で前週比25円下落の4260円で、3週間ぶりに値下がりに転じたことを発表した。一方で、番組では2160円ほどで購入できる随意契約による備蓄米、3500円ほどする競争入札による備蓄米、4500円程度で高止まりが続く銘柄米と、3つの価格帯のコメが販売されていることを紹介した。

 この現状に、玉川氏は「コメの価格なんですけど、三極化して共存して、3つの値段が共存して進んでいくと思う」と見通しを口にした。

 心配なのは、備蓄米の量だという。小泉進次郎農相は、備蓄米の無制限放出を宣言している。玉川氏は「備蓄米は量が限られているわけです。1カ月の消費量というのは、だいたい60万トンくらいなんです。2カ月くらいしかもたないんじゃないかと思うんです。順調に売れていったとして」と指摘した。

 その上で、「結局、秋くらいには同じことになるんじゃないかなと思うので、そうすると農政の話に絶対、行かざるを得ない」と、農政改革が現実味を帯びてくると予測。「もう既に今年の新米の価格というのも、高い値段での取引と言われていますので、そっちが下がるほどの量はないと思います、備蓄米は」とも述べた。

 玉川氏は“農水族のドン”と呼ばれる自民党の森山裕幹事長の名を挙げ、「今のところ自民党の森山幹事長たちの農水族も、今下げるのはOKだと思うんですよ。一時的だから」と、その心中を推測。「だけど、農政を転換するということについてはどうだ?って話になってくるので、今後、もしかすると党内でもいろいろ議論になっていくんじゃないかなと思います」とし、農政を巡る行く末を見守る姿勢を見せた。

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