リリー・フランキー 「注目されると、なかなか大変」カンヌを3回経験も「1回も注目されてない」

[ 2025年6月3日 20:10 ]

登壇したリリー・フランキー(撮影・小渕 日向子)
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 俳優のリリー・フランキー(61)が3日に都内で行われた、女優の鈴木唯主演映画「ルノワール」(20日公開、早川千絵監督)のジャパンプレミアに出席。俳優としてのあり方を説いた。

 同作の舞台は、80年代後半の夏。闘病中の父と仕事に追われる母と暮らす11歳の少女・フキの日常を描く。第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、世界の脚光を浴びた。

 主人公の父親を演じたリリー。「カンヌ国際映画祭が選ぶ注目すべき10人の才能」選出された鈴木に対し「老婆心ながら注目されると、なかなか大変なわけよ。なるべく注目されないように生きていくのが一番いい。世の中、注目されている人は息苦しそうに生きているから」と先輩としてあるべき姿を示した。

 また、「おじさんも、こういう言い方すると生意気に聞こえるかもしれないけど…」と前置きしながら「カンヌのレッドカーペットは3回歩いているわけ。でも、1回も注目されてない。なんならカンヌの人は、俺が映画に出ていることも気付いてない」と続けたリリー。「慎ましく、悪い目立ちしないことが大切。グレたりしないでね」と鈴木に優しく語りかけた。

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