朝ドラ「風、薫る」2人目主演・上坂樹里 CP語る起用理由「とんでもない光を放つ」2410人から抜てき

[ 2025年6月3日 13:48 ]

<連続テレビ小説「風、薫る」主演会見>登壇して感極まり涙する上坂樹里 (撮影・白鳥 佳樹) 
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 NHKは3日、2026年度前期の連続テレビ小説「風、薫る」の主演会見を東京・渋谷の同局で行った。今作は2008年後期「だんだん」以来17年ぶりのダブルヒロイン。女優の上坂樹里(こうさか・じゅり、19)が、女優の見上愛(24)と共にダブル主演を務めることが発表された。上坂はオーディションで2410人の中から大抜てき。制作統括を務めた松園武大チーフ・プロデューサー(CP)はその起用理由を語った。

 物語の舞台は、文明開化が急速に進む明治時代。まだ女性の職業が確立されていない時代に、看護の世界に飛び込んだ2人の女性を描いたバディドラマ。実在した大関和(おおぜき・ちか)さんと鈴木雅(すずき・まさ)さんをモチーフにする。脚本は、TBS系「あなたのことはそれほど」(17年)「初めて恋をした日に読む話」(19年)などを手掛けた吉澤智子氏が務める。制作統括は大河ドラマ「光る君へ」の制作統括を務めた松園氏。

 見上は大関さんがモデルの一ノ瀬りんを演じる。上坂は鈴木さんがモデルの大家直美を演じる。

 松園CPは「上坂さんは随所にとんでもない光を放つ方でした。お芝居の話になりますけど、例えば友人の話を聞いて怒る時、何か悪巧みを思いついたような時、伝えたい何かを言い出せないような時、いろいろな局面で上坂さんのお芝居に釘付けになる瞬間がありました。凛とした佇まいとその奥底にあるたくましさ。それがどんな苦境にあっても生き抜くことを諦めない大家直美という人物像に重なって見えました」と起用理由を明かした。

 続けて「大家は生まれてすぐに親に捨てられてキリスト教の教会を転々とした。故郷といえるような場所はなく、心から家族といえる人もいない。恵まれたとはいえない環境の中でも彼女は生き抜くことを諦めません。そのためには多少の嘘やズルもいとわない人物です」と役柄を説明。「上坂さんが演じる直美の姿が自然と脳裏に浮かびました。見上さん演じる一ノ瀬りんとのバディを想像したときにものすごい胸の高鳴りを感じました。この2人だったら必ず風を起こせると確信しました」と力強く語った。


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