26年前期朝ドラ「風、薫る」 2人目主演は上坂樹里「夢のよう」と涙 見上愛とダブルヒロイン

[ 2025年6月3日 13:00 ]

<連続テレビ小説「風、薫る」主演会見>登壇して感極まり涙する上坂樹里 (撮影・白鳥 佳樹) 
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 NHKは3日、2026年度前期の連続テレビ小説「風、薫る」の主演会見を東京・渋谷の同局で行った。今作は2008年後期「だんだん」以来17年ぶりのダブルヒロイン。女優の見上愛(24)と共にダブル主演を務める女優は上坂樹里(こうさか・じゅり、19)と発表された。2410人のオーディションによって選ばれた。

 物語の舞台は、文明開化が急速に進む明治時代。まだ女性の職業が確立されていない時代に、看護の世界に飛び込んだ2人の女性を描いたバディドラマ。実在した大関和(おおぜき・ちか)さんと鈴木雅(すずき・まさ)さんをモチーフにする。脚本は、TBS系「あなたのことはそれほど」(17年)「初めて恋をした日に読む話」(19年)などを手掛けた吉澤智子氏が務める。制作統括は大河ドラマ「光る君へ」の制作統括を務めた松園武大氏。

 見上は大関さんがモデルの一ノ瀬りんを演じる。上坂は鈴木さんがモデルの大家直美を演じる。

 見上は上坂の印象について「後ろの壁が透けて見えるんじゃないかっていうくらいの透明感を持った子」と語り、「すごく緊張されていたんですけど、その中にすごい強い芯が見えて素敵に演じるんだろうな、私も引っ張ってもらいたいなって思うような方でした」とほほ笑んだ。

 緊張の面持ちで登場した上坂は「まさかもう1人の主人公を演じさせていただくとは思っていなくて、今この場に立たせてもらっているのがすごく夢のようです」と涙。「うれしいという気持ちと感情が追いつかなくて頭が真っ白になりました。ずっと“嘘じゃないですか?”って聞いてしまうくらい信じられなかったです。未だに夢を見ているようです」と初々しさ全開に語った。

 朝ドラのヒロインオーディションを受けるのは今回が3回目だという。「朝ドラヒロインになるのがずっと夢だったので、叶えられたのがすごく幸せです」と喜んだ。

 これまで朝ドラでは、96年後期「ふたりっ子」、08年後期「だんだん」で双子をダブルヒロインとして描いた。89年前期「青春家族」、90年後期「京、ふたり」、92年前期「おんなは度胸」は母と娘(義母と娘)のダブルヒロイン。いずれも家族2人の姿を描いたもので、家族ではない2人をダブルヒロインとした作品は異色となる。


【朝ドラ 近年のタイトルと主演】 26年後期「ブラッサム」石橋静河/26年前期「風、薫る」見上愛/25年後期「ばけばけ」髙石あかり/25年前期「あんぱん」今田美桜/24年後期「おむすび」橋本環奈/24年前期「虎に翼」伊藤沙莉/23年後期「ブギウギ」趣里/23年前期「らんまん」神木隆之介/22年後期「舞いあがれ!」福原遥/22年前期「ちむどんどん」黒島結菜/21年後期「カムカムエヴリバディ」上白石萌音・深津絵里・川栄李奈/21年前期「おかえりモネ」清原果耶

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