元木大介氏 長嶋茂雄さんは「第2の親父」 監督室でかけられた言葉明かす「監督は見ているんだよって」

[ 2025年6月3日 16:43 ]

元木大介氏
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 巨人ヘッドコーチなどを務めた元木大介氏(53)が3日、TBS「ひるおび」(月~金曜前10・25)に生出演。3日に肺炎のため死去した巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄(ながしま・しげお)さんを追悼した。

 車内で妻から訃報を聞いたという元木氏は「女房もお世話になったので、仲人をしてくださったので。奥様もそうでしたし長嶋さんにも、女房もお世話になって」とコメント。「私は現役で4人の監督の元でやらせてもらったんですけど、長嶋さんが一番長くて。いろんな思い出もあって。プライベートでも若い時から声かけてもらって。よく話をしてくれた」と悼んだ。

 現役時代の一番の思い出として「僕レギュラーでもなかったんですけど、開幕前に僕と清原さんが監督室に呼ばれて…」と回想。長嶋さんから「お前ら2人、今シーズン頼むな」と言われたという。

 「なんで俺なんだろうと思って、監督付きのマネジャーに“僕レギュラーでもない…松井とか由伸呼んだ方がいいんじゃないんですか”って言ったら、やっぱり監督は見ているんだよって。お前らが盛り上げてくれないと勝てないぞって。必要だからと言って声かけてくださって」と話した。

 そして「自分だけで思ってるんですけど、周りはなんとも思ってないと思うんですけど、本当に第2の親父だと思って」と長嶋さんへの思いを吐露。「いろんなものもいただいたりとか。“他の奴に言うなよ、ひがむから”って、こっそり渡してくれたりとか。本当にお世話になりました」と感謝を述べた。

 また「コミュニケーションは本当に素晴らしいと思います。マスコミ、ファンは大事にしなさいっていうことをずっと僕も言われましたし」と振り返り、その教えを象徴するエピソードも明かした。

 試合が始まる前の出来事として「僕がベンチの監督の近くに座ってると、試合6時からなんですけど、55分くらいにベンチに入って来て。グラウンドの中に一歩出るんですよ」と長嶋さんの様子を説明。「何するのかなと思ったらスタンドを一周見て、ファンの“今日は入りが遅いな。何曜日だ?”とか、日曜日だったら“早いな”とか。本当にファンの人を大事にしてくださっていた」としみじみと語った。

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