TUBE 40周年「TUBE DAY」6・1にアツアツLIVE 20年ぶりのHawaiiで20曲熱唱

[ 2025年6月3日 04:00 ]

40回目のデビュー記念日をハワイで迎えたTUBE
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 ロックバンド「TUBE」がデビュー40周年を迎えた1日夜(日本時間2日昼)、米ハワイ州オアフ島で記念ライブを行った。日本から駆けつけたファン4000人をはじめ、6000人の大観衆を前に約2時間半で20曲を熱演。ボーカルの前田亘輝(60)は「長い間TUBEを愛してくれてありがとう」とファンに感謝した。

 会場はダイヤモンドヘッドを見渡せる野外音楽堂「トム・モファット・ワイキキ・シェル」。ワイキキビーチから徒歩圏内にある絶好のロケーションだ。夕暮れ時の午後6時半に全員がおそろいの白のジャケットとパンツ姿で登場。現地のフラダンサーから祝福のレイを首にかけられると、前田は「みんなでTUBEの40歳の誕生日を祝いたい」と笑みを浮かべた。その後はファンの誕生日を祝うために作った曲「Happy Birthday」を初めてTUBEバージョンで歌った。

 トランプ政権により渡米に必要なビザの許可が下りず開催が危ぶまれる不安な日々を過ごしたが、前田は「これからも(4人で)なんとなくやっていけるという暗示のような気もするね」と前向きなTUBEらしく吉兆と捉えてみせた。

 ハワイでライブを開催するのは05年以来20年ぶり。初めて公演したのは00年のアロハスタジアム。日本の歌手で初めて米国でのスタジアム公演を果たし、その功績などが認められ、現地で6月1日のデビュー日が「TUBE DAY」と制定された。メモリアルイヤーに3度目のライブをしたいという願いがハワイ州知事に伝わり、今回の渡航危機を乗り越えることができた。

 ステージもハワイの自然な魅力を生かした。幻想的な会場に合うようにド派手な演出を封印。爽快な夜風に吹かれながら代表曲「シーズン・イン・ザ・サン」などを披露し、現地の歌手やフラダンサーともコラボした。この日一番の驚きの声が上がったのは、7月発売のアルバムに参加している広瀬香美(59)の出演。互いの代表曲をまぜたタイトルの曲「ロマンス・イン・ザ・サン」を、広瀬が冬の女王らしく毛皮のロングコート、前田がアロハシャツ姿で持ち味のパワフルボイスでデュエットした。

 7月から日本全国を巡る40周年ツアーが始まる。前田は「2026年まで駆け抜けていくので見守ってください」と永遠の夏バンドとして熱く呼びかけた。(高原 俊太)

 ≪来場者全員に!!スポニチコラボ号外を配布≫会場ではTUBEとスポーツニッポン新聞社がコラボした英字新聞風の号外「TUBE×スポニチ」が来場者全員に配布された。今回のライブに向けてメンバーの意気込みに加え、00、05年にハワイで行われた記念ライブの写真や原稿が掲載されている。終演後には前田がSNSに新聞を掲げた写真を投稿し「最高の瞬間を最高の仲間たちと ありがとうでは足りない思いを伝えたい」とつづった。

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