元中日・郭源治の息子、佳久創 また大河抜てき!「よっしゃー!」 元ラグビー日本代表の“異色の経歴”

[ 2025年4月8日 12:00 ]

2026年NHK大河「豊臣兄弟!」への出演が決まった佳久創
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 俳優の佳久創(かく・そう、34)が、2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」に出演することが8日、発表された。主演・仲野太賀(31)演じる豊臣秀長(小一郎)の腹心・藤堂高虎(とうどう・たかとら)を演じる。元プロ野球選手・郭源治の息子で、自身もラグビー元日本代表という異色の経歴を持つ。22年大河「鎌倉殿の13人」以来2度目の抜てきに「“よっしゃー!”とガッツポーズをしました」と喜びを爆発させた。

 この日、追加キャストが同局のドラマ公式ツイッターで発表された。戦国の乱世を生きる重要人物を若手オーディションで選抜。佳久のほか、乃木坂46・井上和(20)らフレッシュな5人が名を連ねた。

 23年「どうする家康」以来3年ぶりの戦国時代が舞台。主人公・豊臣秀長(小一郎)を仲野が、秀吉(藤吉郎)を池松壮亮が演じ、強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡を描く。

 佳久が演じるのは、文武両道に秀でた秀長の重臣の一人・藤堂高虎。巨漢で知られ、初めは近江の大名・浅井長政に仕えるも、主君を変えて転々とする。秀長と出会い、武勇だけでなく学問も重要だと教えられ、算術・鉄砲・築城など多くを学ぶ。やがて頭角を現し、豊臣秀吉の中国攻めや賤ヶ岳の戦いなどにも参戦。前線で戦うだけでなく、兵站(へいたん)をを任されるなど、知勇兼備の武将となる。築城名人としても知られる…という役どころ。

 佳久は「今回のオーディションでは普段以上に緊張しており、正直覚えていることは少なく、手ごたえなども感じる暇も無くてあっという間に終わってしまった印象でした。ですので数日後にマネージャーから直々に“大河ドラマ無事決まりました”と言われた時は、思わず“よっしゃー!”とガッツポーズをしました。その後にじわじわと“ホントによかったー”と安堵の気持ちがこぼれて来ました」と回顧。「続けてマネージャーから“役は藤堂高虎です”と言われた時、“え、あの知る人ぞ知る、あの高虎!?”と、さらにうれしかったです。まさか藤堂高虎を演じられるとは思いもしてなかったので、その日は一日中興奮が収まらなかったです」と振り返った。

 役について「高虎は戦に出陣すれば、必ず戦果をあげると言って良いほど、屈強な武将であると同時に、築城の名人ともいわれるほどの頭脳も持ち合わせる人物です」と説明。「『力強さ』だけではなく『知性』も感じられる高虎を演じられる様に挑んでいきたいです」と意気込んだ。

 ◇佳久創(かく・そう)1990年生まれ、愛知県出身。父は中日ドラゴンズや台湾プロ野球で活躍した元プロ野球選手の郭源治で、自身はラグビー選手として活躍し日本選抜メンバーに選出されるも、度重なる怪我により引退。のちに俳優に転向。19年にTBS系日曜劇場ドラマ「ノーサイド・ゲーム」で初のレギュラー出演。近作に、「サンクチュアリ-聖域-」、スーパー戦隊シリーズ「王様戦隊キングオージャー」、「闇金ドッグス X」、映画「八犬伝」「キングダム」シリーズなど。大河は22年「鎌倉殿の13人」武蔵坊弁慶役で経験し、2度目の抜てきとなった。

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