松本若菜 芸能界を一度だけ辞めようとするも母の言葉に翻意の過去 転機となった作品も明かす

[ 2025年4月8日 16:44 ]

松本若菜
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 女優の松本若菜(41)が8日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。芸能界を辞めたいと思った時に、再び背中を押してくれた存在と、転機となった作品について語った。

 松本は鳥取県米子市出身で、3姉妹の末っ子として生まれた。15歳で女優・奈美悦子からスカウトされるも断っていたが、22歳で再び奈美の事務所に連絡を取り、上京。芸能界入りを果たした。

 デビュー作は「仮面ライダー電王」で、主人公の姉役を務めた。「初めて受けたオーディションで、初めて受かりました」と語ったものの、その後は15年ほど仕事があまりない“暗黒期”が続いたという。

 その間は飲食関係のさまざまなアルバイトをこなしながら仕事を続け、「何くそっていう根性で思ってました」と言い切った。

 それでも司会の黒柳徹子が「辞めようと思ったことが1回だけあったんですって」と話を振ると、「ありましたね。ちょうど32、3のあたりだったんですけど」と松本。

 「もうこれ以上自分の成長がないんじゃないかと思って。やっぱりこの業界は私の居場所はなかったのかなと思って、その時に次決まっている仕事が終わったら鳥取に帰ろうと思って」いたとした。

 その決意を母にだけは伝えようと電話をすると「分かった」という一言だけが返ってきたという。松本は「“なんで?”とか“何があったの?”とかは一切聞かず“分かった”ってことを言ってくれて。それがその時の私には凄くありがたくて。全てを肯定してくれた気がして」と回顧した。

 その言葉のおかげで「やっぱり私はこの世界にい続けたいって思えて」と翻意。すると「それでもう一回気持ちを入れ替えてやろうと思ってたら、その時に出演した『愚行録』という映画で、ヨコハマ映画祭で助演女優賞を頂きまして」と転機が訪れた。

 「びっくりしました」と当時の驚きを語ると、「それでですね。改めて私はここにいよう、ここで私は人生をしっかり過ごそうっていうふうに思いました」と振り返った。

 母の言葉が背中を押してくれたと言われると、「かなりそうでしたねえ」としみじみ。「もし“分かった”じゃなくて、“なんで?”とか、“もういいよ、帰って来なさいよ”とかだったら帰ってたかもしれない。だけど“分かった”っていうその一言だけに、母の物凄く熱い愛情っていうのを感じましたね」とにこやかに話した。

 母は姉には「きっと若菜は分かったって言っても帰ってこない自信があったから、何も言わなかった」と話していたとも語り、「母はなんでも分かるんだなあと思って」と目を細めた。

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