10年前の“隠れた名曲”が春の定番曲に 平井大「また逢う日まで」サブスク再生1億9000万回

[ 2025年4月8日 05:00 ]

YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で「また逢う日まで」を披露した平井大
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 桜咲く季節に10年前に発売された曲が新たな脚光を浴びている。歌手の平井大(33)の「また逢う日まで」だ。

 ♪キレイなつぼみが旅立つ季節の訪れを知らせた…。春に訪れる別れと新たな出会いを描いた曲。2015年に発売されたメジャー2作目のアルバム「Slow&Easy」(オリコンランキング最高25位)に収録され、ファンには親しまれてきたがシングルカットもされなかった一曲だ。

 光が当たり始めたのはサブスクリプション(定額聴き放題)が普及し、SNSが定着したコロナ禍のこと。日常にある幸せや愛する人への思いをつづった歌詞がスマホ越しに注目を集め、BGMに使った動画がTikTokなどに出回り始めた。

 レコード会社の担当者が「SNSなどで投稿されたことで人気が広がり、卒業式などで歌われるなど多様な広がりをみせています」と話す。サブスク再生数もヒットの基準といわれる1億回を超え、現在は1億9000万回を記録している。

 今年2月にはYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で平井が披露。卒業式シーズンということもあり公開から1カ月で再生回数は170万回以上を記録した。平井は「多くの方から“この曲を聴いて涙した”と言ってもらえる。僕にとってとっても大切な一曲です。愛してくれて本当にありがとうございます」と感謝している。(高原 俊太)

 ≪「クリスマス・イブ」CMで冬の定番に≫特定の季節に注目される曲として代表的なのは山下達郎(72)が1983年に発売した「クリスマス・イブ」。88年にJR東海のCMソングに起用されて注目度が上がり、冬の定番曲となった。86年から39年連続でオリコン週間シングルランキングトップ100にランクインする歴代1位の記録を打ち立てている。春ソングもヒット曲が生まれやすい。キャンディーズの「春一番」、松任谷由実(71)の「卒業写真」、福山雅治(56)の「桜坂」やレミオロメンの「3月9日」など多くの曲が春の定番曲として親しまれている。

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