NHK、終戦80年ドラマ撮影現場で事故　火薬誤爆で俳優が鼓膜を損傷…1カ月程度で自然治癒か

東京・渋谷のNHK社屋
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　NHKは7日、8月放送予定のNHKスペシャルの終戦80年ドラマ「シミュレーション～昭和16年夏の敗戦～」の撮影現場で事故が発生したと報告した。

　事故は2日午後7時40分ごろ、撮影をしていた京都府京丹波町のロケーション施設で発生。戦場シーン撮影のため使用予定だった音と煙を出すための火薬を使った装置が、撮影前に誤って作動。周辺にいたアクション専門の出演者5人が耳鳴りなどの症状を訴えた。このうち1人が左耳の鼓膜の一部を損傷するケガをした。

　関係者は「1カ月ほどで自然治癒するほどの症状と聞いています」と話した。

　同作は俳優の池松壮亮（34）が主演を務め、石井裕也監督（41）が脚本と演出を担当。若いエリートらが、日米開戦の戦局をシミュレーションし、当時の内閣に報告する流れなどを描く物語。NHKは取材に「この事故で放送予定に影響はございません」とした。