こち亀記念館きょうオープン！　開館式典に作者・秋本治氏「新しい派出所ができました」

「こち亀記念館」開館記念式典に出席した作者の秋本治氏（左から3番目）。隣は「麒麟」川島明。右端は主人公・両津勘吉の格好をする「インポッシブル」ひるちゃん（撮影・小田切　葉月）
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　人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の世界観を楽しめる「こち亀記念館」の開館記念式典が22日、東京・亀有で行われた。この日オープンした記念館を前に、作者の秋本治氏（72）は「新しい派出所ができました」と開館を喜んだ。

　記念館は5階建てビルで、亀有駅から徒歩3分の好立地。劇中で描かれる派出所の上に、主人公のハチャメチャ警官・両津勘吉が記念館を建てたという設定だ。逃げる両津を上司の大原部長が追いかける構成で、作品世界を再現したセットや原画、クイズのほか、亀有の観光名所の展示などを楽しめる。記念館を見た秋本氏は「スタッフさんが愛情を込めて作り込んでくれた。小ネタもすごくて、僕も聞いてしまうくらい」と大絶賛していた。

　葛飾区を挙げての一大事業でもあり、世界中で人気の「こち亀」によるインバウンド需要にも期待している。式典に同席した青木克徳区長は「記念館を見た後には、ぜひ亀有の町を楽しんでいただきたい。亀有の魅力を世界に発信したい」と力を込めた。

　式典には「こち亀大好き芸人」として、「麒麟」川島明（46）、「マヂカルラブリー」野田クリスタル（38）、「インポッシブル」ひるちゃん（38）が出席。鏡開きなどに参加し、記念館のオープンを喜んだ。