青学大・原晋監督「ベスト・ファーザー」選出 53人の“子供たち”を「子育て」中 夫人にも感謝

[ 2025年6月4日 18:03 ]

イエローリボン賞を受賞した原晋監督(撮影・小渕 日向子)
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 今年の箱根駅伝で2年連続8度目の優勝を飾った青学大駅伝部の原晋監督(58)が、各界の最も素敵なお父さん「ベスト・ファーザー」に贈られるイエローリボン賞に選出され、4日に都内で行われた授賞式に出席した。

 「素敵なお父さん」と呼べる人に贈られる同賞は、今年で44回目の開催。政治、経済、芸能、スポーツの4部門4人に加え、特別賞1人の計5人が選出された。

 原監督自身には子供がいないが、「『競技を通して社会に貢献できる人材を育てる』という陸上競技部の理念そのままに、アスリートのセカンドキャリア支援やランニングコミュニティの構築を目指し、理想に向かって走り続けるアスリートたちの父親」として表彰が決まった。

 トロフィーと花束を手に喜びをかみしめた原監督。「今回は、“ひまわり大作戦”ですかね。子供たちを粛々と着実に成長させ、そして明るく皆を照らす。そういった子供育てができるお父さんになっていきたいなという風に願いまして“ひまわり大作戦”」とおなじみのフレーズで授賞できたメゾットを紹介した。

 原監督は、これまで多くの部員を束ねて強豪校に育てあげた“陸上部の父”ともいえる存在。「にぎやかな大家族」の大黒柱でもある。東京・町田市の「町田寮」の寮母を務める妻の美穂さんとともに、我が子のような部員らを優しく、時には厳しく導いてきた。「私ども夫婦には、残念ながら子供は生まれなかったんですけれども、今現在、部員53名、男子寮では41名の子供たちと、同じ屋根の下で、原美穂、夫婦2人で子育てをさせて頂いております」と語った原監督。学生達の親代わりとして、勉強に恋愛、人生相談など“子供たち”とはフランクな関係を心がけているという。

 「私について来てくれる、偉大な学生、職員に感謝をしていきたいという風に思っています」とし、「原監督の監督は原美穂でございます」とも。「今こうして優勝ができるのも、原美穂のおかげでございます。夫婦で、今までもこれからも前へ進んでいきたいと思ってます」と誓った。

 過去にスポーツ部門では、元プロレスラーの武藤敬司氏、元サッカー選手の長友佑都氏、内田篤人氏らが受賞している。

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