堂本光一・井上芳雄　2人で休館後の帝劇を訪問し別れ　光一「感傷的に」

ミュージカル「ナイツ・テイル―騎士物語―」アリーナライブの製作発表で寄り添うKinKi　Kids堂本光一（左）と井上芳雄
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　KinKi　Kidsの堂本光一（46）と俳優の井上芳雄（45）が3日、都内で共演するミュージカル「ナイツ・テイル―騎士物語―」アリーナライブの製作発表に出席した。2月をもって建て替えのため休館となった東京・帝国劇場を、2人で訪れたことを明かした。

　2人は「ナイツ・テイル」はもちろんのこと、光一は2128回という国内演劇単独主演記録を持つミュージカル「Endless　SHOCK」、井上は「モーツァルト！」など帝劇で上演された多くの作品に携わってきた。

　光一と井上は休館に入った後、帝劇を訪問。光一は「最後のお別れをした。感傷的になった」と心境を吐露。井上も「そのときは一番寂しかった。稽古場もガランとなっていた」と同意した。すでに工事が進められている状態だったといい「楽屋の畳も全部剥がされて廃墟みたいになっていた。壁も崩されていて、本当に終わりなんだな、と」と長い時間を過ごした“聖地”との別れを寂しそうに振り返った。

　「ナイツ・テイル」はシェークスピア最後の作品「二人の貴公子」をベースに、同じ女性を愛した貴公子2人の運命を描く。18年に東京・帝国劇場で初演され、ミュージカルスターの共演が大きな話題に。21年には再演もされた。

　帝劇は建て替えのため、2月をもって休館となった。今回は、東京ガーデンシアターで8月2～10日に12公演を行い、7万5000人を超える動員を予定。新たに世界的脚本家のジョン・ケアード氏が脚本を構成し、アリーナ全体の空間を生かした表現で作品を描く。