テリー伊藤 長嶋さんは「モノクロの時代の中で、1人だけカラーでした」

[ 2025年6月4日 04:56 ]

長嶋茂雄さん死去

憧れの長嶋茂雄さんとテリー伊藤

 「モノクロの時代の中で、ミスターは1人だけカラーでした」。タレントでテレビプロデューサーのテリー伊藤(75)は“長嶋世代”の思いを表現した。物心ついた時には立大のスター。「ミスターの人生からいろんなことを教わってきた」という存在だった。

 1968年9月18日「学生運動で左目をケガしてヤケになっていた時」に巨人対阪神戦をラジオで聴いていたという。大乱闘の末、長嶋の打席。「ミスターが打ったら自分もまた頑張ろう」。祈るような思いに本塁打の音が響いた。

 80年に長嶋さんが監督を退任した時は、仕事がうまくいっていなかった時代。「ミスターもつらい思いをしている。自分のつらさはたいしたことない」と思って乗り越えた。「人生の節目節目にはミスターがいた」と振り返った。

 晩年は宮崎キャンプで対面したり、ユニホームをもらうなど交流。15年ほど前に自宅を新築した時には左手で表札を書いてくれた。「今日は人生で一番寂しい日。切ないですね」と涙ぐんでしのんだ。 

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