堂本光一　ミュージカル「ナイツ・テイル」アリーナライブ「とても楽しみ」

ミュージカル「ナイツ・テイル―騎士物語―」アリーナライブの製作発表に出席したKinKi　Kids堂本光一（撮影・糸賀日向子）
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　KinKi　Kidsの堂本光一（46）が3日、都内で俳優の井上芳雄（45）と共演するミュージカル「ナイツ・テイル―騎士物語―」アリーナライブの製作発表に出席した。東京ガーデンシアターで8月2～10日に12公演を行い、7万5000人を超える動員を予定している。「どういった形になるか僕らも分かっていないところが多い。自分自身も驚くこと、悩むこともあるかもしれませんし、そういった環境に入れることをとても楽しみにしております」と新たなチャレンジに胸を高鳴らせた。

　「ナイツ・テイル」はシェークスピア最後の作品「二人の貴公子」をベースに、同じ女性を愛した貴公子2人の運命を描く。18年に東京・帝国劇場で初演され、ミュージカルスターの共演が大きな話題に。21年には再演もされた。

　帝劇は建て替えのため、2月をもって休館となった。今回は、新たに世界的脚本家のジョン・ケアード氏が脚本を構成し、アリーナ全体の空間を生かした表現で作品を描く。光一は「帝国劇場が一旦閉じた。この作品も帝国劇場から始まった作品ですので、こうやってこの作品を通じて、また（建て替えが終わった）4年、5年、6年後につないでいくという意味もあると思うんですよね。そういった形が出来るのを本当にうれしく思う」と帝劇から誕生した作品が再び上演される事への喜びを語った。

　作品の魅力を聞かれると「やればやるほど常に発見がある」と回答。「いかに名誉とかそういった物にこだわることが今の時代において滑稽に見えるか（ということを）、男が真剣にやることでちょとクスッと笑ってしまう形になるのがバランス良く描かれている」と分析。日々演じる中で気付くことも多く「初演の時はなかなか自分たちも読み取れなかった部分があると思うんですよ。俺らが真剣にやることでお客さんが笑って、やっている側もやりながら気付かされる作品で面白い」と話した。