政界のご意見番 小泉農相の備蓄米放出で生じた“宿題”指摘「1年か2年はやってもらわないと」

[ 2025年6月4日 21:04 ]

フジテレビ社屋
Photo By スポニチ

 自民党の伊吹文明元衆院議長が4日、BSフジ「BSフジLIVE プライムニュース」(月~金曜後8・00)に生出演し、コメ不足や価格高騰に対する政府の対応や、小泉進次郎農相の今後について私見を語った。

 財務相、党幹事長などを歴任し、21年に政界を引退した、“政界のご意見番”は、備蓄米放出のタイミングについて言及した。昨夏ごろからコメ不足がさけばれていた中、政府が実際に備蓄米放出を始めたのは、半年以上たった今年3月からだった。

 伊吹氏は「お米の消費量は毎年10万トンくらい減っていたんです。毎年毎年。特にコロナの時は外食産業ほとんどダメだったのでグンと下がって。でもその後、少しずつ増えてきているんだよね」と、コメの消費量の推移を説明。「去年もそういうことだから、対応が遅すぎたということは、その通りじゃないですかね」と、対応の遅さへの指摘に同調した。

 伊吹氏が番組を通じ、何度も訴えたのが、放出した備蓄米を穴埋めする作業の大切さだった。現状のコメ不足と価格高騰を火事に、備蓄米を消化器にたとえ、「小泉さんは当面の火事を緊急に消すというところでは、よくやったという評価はその通りだと思う。しかし、選挙があってどういう政権が出てくるのか、内閣改造があるのか分からないけど、小泉さんには火事場の後始末と、使ってしまった消化器の補充(が必要)」とコメント。「これをきっちりやるためには、1年か2年は農水大臣をやってもらわないといけないよね」と、小泉氏に課された“宿題”を指摘していた。

続きを表示

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

2025年6月4日のニュース