日本ハム 野村&清宮幸が連弾 チーム4発に新庄監督うれしい悲鳴「悩まされます」

[ 2025年3月19日 06:00 ]

オーブン戦   日本ハム5―2巨人 ( 2025年3月18日    エスコン )

5回、日本ハム・野村はソロを放つ (撮影・西川祐介)
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 今や世界が注目する大谷が海を渡って8年目。その間、日本ハムは16年を最後にリーグ優勝からも遠ざかってきた。しかし、着実に大谷の意志を継いだ選手たちは成長している。大先輩が歴史的開幕戦に挑んだこの日、期待を膨らませる花火ショーを演じた。

 「あまり考え過ぎず、シンプルに打席に入りました」

 ショーの開演を知らせたのは水谷だ。5回先頭で代わったばかりの2番手・京本の初球を捉え、右越えの勝ち越しソロを放った。2死からは野村が左翼席、続く清宮幸が右翼席へ2者連続弾。シーズンでは5度のアベック弾がある2人の競演だった。7回1死では代打・マルティネスが右越えソロし1試合4発。新庄監督も「本当に悩まされます」と、選手層の厚さにうれしい悲鳴を上げた。

 海を渡った大谷と入れ替わるように、17年ドラフト1位で入団したのが清宮幸だった。2人が接したのは、大谷が渡米前だった翌年1月の新人合同自主トレの期間のみ。大谷に次ぐ球団の“顔”として期待されてきた清宮幸は「スーパースターだと思います。そんなに関わりはないが、みんなが憧れる選手」と、常に刺激を受けてきた。

 昨季は6年ぶりのAクラス入り。周囲はもちろん、選手たち自身も明らかなチームの変化を感じつつある。清宮幸は言う。「(今年は選手)層が厚い。出る選手、出る選手打つイメージがあるので。今日みたいに火がついたら止まらないのは(相手も)怖いと思います」。大谷を擁した16年を超える強力打線が、清宮幸を中心にできつつある。 (清藤 駿太)

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