【センバツ】二松学舎大付・土屋 勝利拾った「ガムシャラ」好捕

[ 2025年3月19日 05:18 ]

第97回選抜高校野球大会第1日 1回戦   二松学舎大付3―2柳ケ浦 ( 2025年3月18日    甲子園 )

<二松学舎大付・柳ケ浦>初回、好守を見せる二松学舎大付・土屋(撮影・五島 佑一郎)
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 【光る君の光プレー】スポニチ取材班が選抜での好プレーを紹介する「光る君の光(こう)プレー」。柳ケ浦―二松学舎大付の開幕戦ではプレーボール直後にいきなり好守が生まれた。

 背番号4が三塁線を襲うライナーを横っ跳びでつかんだ。開幕試合開始直後のビッグプレー。抜ければ長打になる先頭打者の打球を2年ぶりの三塁で好捕した土屋慶太(3年)は「最初からガムシャラにやろうと思い切り跳んだらグラブに入っちゃいました」と笑った。

 正三塁手・熊木涼太(3年)が感染性胃腸炎で大会直前に選手登録を外れたことで、9日の練習試合から埼玉・久喜南中時代に守っていた三塁へ。久々に見る景色と、打球の速さに戸惑いつつ「チームのため全力でやる」と計3試合の練習試合で勘を取り戻した。

 同校にとって43年ぶりの選抜白星。市原監督から「最初のファインプレーがなかったら…。よくやってくれた」とねぎらわれ、「監督さんのためにも勝ちたかった」と喜んだ。

 熊木の回復次第だが、当面は三塁を守ることになりそう。「自分がサードでもセカンドでも勝ちに貢献できるなら、どこでも」。仲間の無念さも心に秘めつつ、ホットコーナーで躍動する。(伊藤 幸男)

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