大谷翔平は今季1号でドジャース連勝に貢献!凱旋2試合8打数3安打 米本土開幕へ最高のスタート

[ 2025年3月19日 21:55 ]

ナ・リーグ   ドジャース6―3カブス ( 2025年3月19日    東京ドーム )

<カブス・ドジャース>5回、ソロとなった打球を見つめる大谷(撮影・木村 揚輔)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が19日、カブス戦に「1番・DH」で先発出場。第3打席で今季初本塁打を放ち3打数1安打2四球でチームの連勝に貢献した。

 第2打席まで凡退したが、ファンが沸いたのは5回の第3打席だった。1死走者なしで大谷は2番手右腕・ピアソンの99・1マイル(約159・4キロ)の直球を捉えると打球は右中間方向へ。フェンス際の際どい打球はファンに当たってグラウンドへ戻ってきたが、塁審は本塁打の判定。その後、ビデオ検証が行われたが、ホームランと認められ、場内は大盛り上がりとなった。本塁打と判定されると、大谷はベンチでガッツポーズを繰り出した。

 7回2死二塁で迎えた第4打席は申告敬遠で歩かされ、場内はカブスベンチの采配に大ブーイング。9回1死一、二塁の第5打席も四球だった。

 18日の開幕戦では、今永との注目の日本人対決は2打席凡退に終わった。しかし、1点を追う5回1死一塁で迎えた第3打席で今季初安打となる右前打を放って好機を拡大し、3点を奪う逆転劇を演出。9回には元広島ブレージャーから右翼線二塁打を放って今季初長打もマークし、この一打も得点を呼び込んだ。

 昨季は史上初の「50―50(54本塁打、59盗塁)」を達成し3度目のMVPに輝いた。メジャー移籍から8年目となる今季は投手としても5~6月に復帰予定で、本格的な二刀流シーズンとなる。日本選手では初で、2012年のミゲル・カブレラ(タイガース)以来13年ぶりの3冠王、チームとしては1998~2000年のヤンキースを最後にない今世紀初のワールドシリーズ連覇も期待されている。

 母国での凱旋2試合を最高の形で終え、いよいよ28日に米本土での開幕を迎える。

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