【センバツ】V候補の横浜13年ぶり春1勝 完璧救援の2番手・奥村頼に村田監督「本当に感謝」

[ 2025年3月19日 14:02 ]

第97回選抜高校野球大会第2日 1回戦   横浜(神奈川)4 ―2 市和歌山(和歌山) ( 2025年3月19日    甲子園 )

第97回選抜高校野球<市和歌山・横浜>先発する横浜・織田(撮影・五島 佑一郎)
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 昨秋明治神宮大会覇者の優勝候補・横浜(神奈川)が市和歌山(和歌山)を4―2で破り、初戦を突破した。横浜の選抜での勝利は8強入りした12年以来13年ぶりだった。

 横浜は初回、主将の1番・阿部葉(3年)が敵失で出塁。二盗と悪送球で三進し、3番・奥村凌(3年)の二ゴロで本塁を陥れて(記録は野選)先制した。2回には2死から満塁の好機をつくり奥村凌が右前へ2点適時打。さらに4回、1死一塁から4番・奥村頼(3年)の右越え三塁打で1点を追加し、4―0とした。

 注目の先発右腕・織田(2年)は初回、先頭打者の2球目に自己最速タイの151キロ、ファールとなった4球目には自己新の152キロをマーク。松坂大輔が98年夏に出した151キロを超える横浜の甲子園最速を記録した。しかし、4回に2死一、三塁から振り逃げ(記録は暴投)で失点すると、5回には申告敬遠で2死一、二塁として勝負した2番・辻丸(3年)に中前へ落とされて2点目を失い、5回5安打5奪三振2失点で交代した。

 4―2の6回からは背番号1の左腕・奥村頼がマウンドへ上がり、6、7回で計4三振を奪う完璧なリリーフ。8回に1四球を与えただけで安打を許さず、リードを守りきった。

 ▼横浜・村田浩明監督  やはり甲子園という場所は自分の力をなかなか発揮できない場所。初戦の難しさを学ぶことができました。市和歌山さんの守備ですね。抜けたらゲームが変わるというところでしっかり守っていた。(奥村頼は)打撃でも4番、守備でも外野守ってランナーで走って守って投げてと、大役にしっかりと取り組んでくれた。本当に奥村に感謝の気持ちでいっぱいです。

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