阪神・木浪 今年も「満塁男」健在 追い込まれてから粘って鮮やか同点打「しっかり準備できていた」

[ 2025年3月19日 05:15 ]

オープン戦   阪神5ー5ヤクルト ( 2025年3月18日    神宮 )

<ヤ・神> 7回、阪神・木浪は同点の2点適時打を放つ (撮影・須田 麻祐子)
Photo By スポニチ

 今年も「満塁男」は健在だ。阪神・木浪が7回2死満塁で同点の2点中前打を放った。5番手右腕・金久保に早々と2ストライクを奪われてから、2球続けて際どいコースを見極め、真ん中付近に来た5球目の直球を捉えた。

 「いつ出番があるか分からないので、しっかり準備できていた」

 自己評価が厳しい職人タイプは、6回の守備から途中出場して結果を残したことに一定の満足感を得ていた。塁が全て埋まった状況での勝負強さは、虎党に広く知れ渡るところ。日本一に輝いた23年は満塁打率・444(18打数8安打)で19打点を挙げた。昨季も同・471(17打数8安打)16打点で猛威をふるった。無安打に終わった米大リーグとのプレシーズンゲーム2連戦から一転、得意としているフルベースのチャンスで、力を発揮した。

 同点の9回無死一、三塁で二ゴロ併殺に倒れ「最後に打たないと意味がない」と反省した。しかし、引き分けに持ち込めたのは7回の1本があったからこそ。信頼は揺るがない。(倉世古 洋平)

続きを表示

「長嶋茂雄」特集記事

「始球式」特集記事

2025年3月19日のニュース