佐々木朗希「球場の雰囲気でいつも以上の力を出せた」と感謝 初回に最速100.5マイルを記録

[ 2025年3月19日 22:14 ]

ナ・リーグ   ドジャース6―3カブス ( 2025年3月19日    東京D )

<カブス・ドジャース>3回、ショーから三振を奪い、ピンチを脱する佐々木(撮影・木村 揚輔)
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 ドジャースの佐々木朗希投手(23)が19日、カブスとの開幕第2戦に先発し、メジャーデビューしたが、3回、56球を投げて1安打1失点で降板。3三振を奪う一方で5四球を与えるなど、メジャー初勝利はお預けとなった。試合は6―3で勝利した。

 初回、1死から鈴木を迎えた初球はこの日最速の100.5マイル(約161.7キロ)を記録。直球主体で押し、フルカウントから99.3マイル(約159.8キロ)直球で記念すべき初三振を奪った。初回は3者凡退に立ち上がったが、走者を出した2回以降はリズムを崩した。

 2回は2四球を与え、二塁盗塁も許したが無失点に抑えた。だが、3回も修正はできなかった。1死から内野安打で出塁を許し、盗塁も決められた。1死二塁から3連続四球で失点した。

 多くの課題が残った。直球の平均球速は初回が160.2キロだったが、2回は157.4キロ、3回は156.5キロと落ちた。2盗塁を許し、5四球と対策は急務だ。

 それでもリードを保って2番手以降にバトンを渡した。佐々木は「反省点もあったんですけど、なんとか自分らしく投げることができてよかったなと思います」と前を向いた。「フォームも試合前にいいものをつかんで自信持っていきましたし、球場の雰囲気でいつも以上の力を出せたかなと思います」とした。

 2回以降のピンチについては「なかなかこううまく投げれなかった部分もあったんですけど、なんとか試合壊さずに終えれてよかったなと思います」とし、次回以降の登板に向け「まずはイニングをどんどん多く投げれるように頑張りたいなと思います。球場の雰囲気でそれ以上の力が出たかなと思います。なかなかうまく投げられなかったですけど、リードして終われて良かったと思います」と話した。

 会見では「前のイニング(2回)から微妙なズレがあった。次に向けて修正していかないといけない。初回しっかり投げられたこと。あの感覚がしばらくなかったので、それが戻ってきたのがよかった。球速に関してはアップの時からいいフォームで投げられたのでいい感触だった」とし、改めて「日本のファンの前で投げることができてよかったとおもいます。素晴らしい雰囲気、日本独特の雰囲気で投げることができて良かったと思います」と感謝の思いを口にした。

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