北島三郎 出場50回の紅白で呼吸困難のハプニング「ここで一発いかなきゃって力が入っちゃうから」

[ 2025年3月25日 20:46 ]

北島三郎
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 演歌歌手の北島三郎(88)が、25日放送のNHK「みんなのベスト紅白 放送100年スペシャル」(後7・30)に出演し、紅白歌合戦にまつわるエピソードを語った。

 NHKが放送を開始して今年が100年の節目に当たることから、過去75年の紅白の歴史をひもときながら出場歌手が思い出の楽曲を歌う特番。北島は紅白のメーン会場で、この日の収録会場でもあるNHKホールに来たのが18年以来だといい、「こんばんは!7年ぶりにこのホールに来て、ああ、ここで歌ったっけなって思い出して。皆さんの顔を見ると、お久しぶりだねえって言いたくなる」と客席を見渡した。

 1963年の第14回に初出場しており、番組で紹介された映像はまだモノクロだった。2013年に出場50回の節目を迎えたのを機に、紅白から勇退。18年には特別枠で一度限りの復活出場を果たして話題になった。

 96年の「風雪ながれ旅」では、歌い終わりに逆光の照明とともに、強烈な紙吹雪が吹き込んだ。そのVTRに、司会の大泉洋は「最後!何それ?歌ってる間はやめろって言ったんでしょうね」とびっくり。北島も「歌えませんからね。でも止めるわけにはいかないから」と話した。

 あらためて紙吹雪について、北島は「あの風雪はね、鼻にくっついたり、このへん(額)にくっついたり、呼吸困難になりまして。2枚ほど食いましたから」と笑わせつつ、「でもこれが紅白の良さだね。止まっちゃいけない。ここで一発いかなきゃって力が入っちゃうから、紙だろうが、何でも食っちゃいますよ」と、大舞台への気合の入りようを振り返った。

 「嵐」で出場歌手、白組司会をともに経験した二宮和也にとっては、北島の紅白ステージには特別な思いがあるという。「本番始まると緊張で。後半戦が始まった時から、会場もスタッフも、北島さんの歌を待っているんですよ。みんなそこまで無事に走りきるぞっていうのがあって、フィナーレなんですよね。北島さんを紹介した時には“やっと終わった。良いお年を”って。それくらい、精神的な皆さんの支えになっていた」。二宮の言葉に、北島は「ありがとね~」と笑顔で返していた。

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