NHK会長 放送100年に所感 政治との関わり指摘に「ご批判は把握、自主自立は懸命に続けてきた」

[ 2025年3月25日 16:51 ]

東京・渋谷のNHK社屋
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 NHKの稲葉延雄会長が25日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、22日にNHKの放送開始から100年を迎えたことについて、所感を述べた。

 放送100年を迎え、稲葉会長は「SNSなど真意の定かじゃない情報が氾濫し、正しい情報を入手しづらくなった。そうした状況で報道機関の使命、重要性は増している」とした。

 報道と政治についても言及。「トランプ大統領の関税政策など、人々や企業が翻弄(ほんろう)されている。各国経済や金融市場など、SNSではフォローできない、報道機関こそ伝えるべきことがあるからこそ我々は存在してる。さまざまな疑問に真正面から答えていかなければならない。知りたいという思いにしっかり向き合い、みなさんに伝えていきたい」と使命感を口にした。

 「職員1人1人がいっそう専門性を高める必要がある。メディア全体でもそうした役割を果たす責任がある。真に豊かな情報を届けていきたい」とメディアの役割について触れ、「正確で信頼できる情報を届けるのがNHKの使命。それは次の100年にも変わることない」と宣言。「NHKとして、さらなる高みを目指す必要がある」と力を込めた。

 政治との関わりも指摘されているが、という問いに「番組にさまざまなご批判があることは把握しているが、自主自立は懸命に続けてきたと思っている。引き続き良い番組、正しい報道を務めていく」とした。

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