広島・田村 自己最長7戦連続安打に一塁守備でも魅了 新井監督は称賛「いい感じで振れている」

[ 2025年4月13日 05:45 ]

セ・リーグ   広島1―0巨人 ( 2025年4月12日    マツダ )

<広・巨>3回、三塁打を放つ田村(撮影・光山 貴大)
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 広島・田村が、攻守で今季2度目の3連勝と奪首に貢献した。2試合連続「1番・一塁」で先発。今季4度目のマルチ2安打をマークして貴重な先制点を呼ぶと、一塁守備でも床田の完封勝利をアシストし、試合後は笑顔がはじけた。

 「追い込まれていたので、ボール球を見極めながら、しっかりはじけたらいいな…ぐらいの感じでした」

 3回1死で巡った第2打席。カウント2―2から巨人・赤星が投じた外角低めフォークを振り抜くと、打球はジャンピング捕球を試みる中堅・ヘルナンデスの頭上を越えた。唯一の得点につながる貴重な三塁打。出場試合での連続安打は自己最長の7となった。

 一塁守備でも魅了した。先制した直後の4回無死二塁で、風に戻される岡本の邪飛を身を翻しながら好捕。三進を狙ってタッチアップした二塁走者・吉川を、小園への素早く正確な送球で刺した。

 「飛球がフェアグラウンドに戻される感じだったので、まずは捕ろうと思った。捕球後にランナーを見たら走っていたので、普通に投げたらアウトになった。良かったです」

 1―0の勝利をお膳立てしたキラリと光る攻守。新井監督は、存在感を高めつつある21歳について「いい感じで振れているし、邪飛を捕って三塁で刺したのも(いい)ね。守りは、ウチのストロングポイントなので」と称え、目を細めた。

 「1打席目にもっと良い結果を出せるように、工夫していきたいと思います」

 リードオフマンとしての先発は3試合目ながら、1打席目はまだ無安打。次回は初回から快音を響かせる。

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