オリックス・九里 気迫の8回零封2勝目 岸田監督が最敬礼「リリーフ陣もチームも助けてくれた」

[ 2025年4月13日 05:45 ]

パ・リーグ   オリックス4―2楽天 ( 2025年4月12日    楽天モバイル )

<楽・オ>オリックス先発の九里(撮影・木村 揚輔)
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 オリックス・九里が、開幕からフル稼働の救援陣を救う熱投を見せた。今季最多の114球を投じ、8回6安打無失点。首位を守るとともに、チームのビジター7戦全勝、今季最多タイの貯金6をたぐり寄せた。

 「初回が終わった後に、(若月)健矢から“球が届いてないですよ”って言われて。いろいろ(若月と)一緒に考えながらしっかり投げられた」

 一塁・頓宮が「ずっとほえて投げていた」と証言するほど、気迫に満ちあふれていた。2四球などで満塁を招いた初回をはじめ、5回まで毎回走者を背負いながらも粘投。5回無死二、三塁では辰己、阿部をいずれもチェンジアップで連続三振に仕留めて切り抜けた。9奪三振のうち、五つは得点圏に走者を背負った場面。「三振を狙って投げているわけじゃないが、結果そうなってよかった」と胸を張った。

 連投中だった守護神のマチャドと博志がこの日はベンチを外れ、ペルドモ、古田島、山田も試合前時点で6試合に登板。少しでも負担を軽減させるべく、前回5日の日本ハム戦に続いて8回終了後に続投を直訴した。球数を考慮され降板となったが、岸田監督は「本当にリリーフ陣もチームも助けてくれた」と最敬礼。宮城とともに先発陣をけん引する右腕は「反省して次に臨みたい」と早くも次戦を見据えた。(阪井 日向)

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