ソフトバンク 城島健司CBOが王イズムを継承 故郷の佐世保から未来の鷹戦士を

[ 2025年4月13日 06:00 ]

始球式に登場したソフトバンクの城島CBO(撮影・岡田 丈靖)
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 王イズムを継ぎジョーイズムへ。ソフトバンクの城島健司チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO=48)が12日、故郷の長崎県佐世保市で始まった「第22回城島健司杯記念軟式野球大会」に現役最終年の12年以来13年ぶりに出席した。

 会場の佐世保球場は実家から徒歩圏内。91年4月14日、相浦中軟式野球部3年だった城島少年は、この球場で野球教室を開催した王貞治球団会長(84)との出会いで人生が変わった。88年まで巨人の監督を務めていた王会長から「君は体も大きいし、才能もいい。ジャイアンツに入んなさい」と言われた思い出を振り返り、「その日の夜、体がほてって翌日から左で打ってた」と回想した。

 野球少年たちの夢の実現へ。「大会の開催に影響を受けたのが王さん。主力は原点の地で野球教室や大会をしなさいと。大会を通じて自分もプロになりたいとか励みにしてくれたら」。長崎県出身の現役支配下選手は25年は9人。「そんなたくさん出る県じゃないから」と話しつつも後輩の誕生を願い、開会式での激励の言葉では敗戦から学ぶことの大事さを説いた。

 大会には21チームが参加し、優勝チームはみずほペイペイドームで開催される公式戦に招待される。「打撃練習を見たり、守りを見たり。オスナの髪型すげえなとか感動してもらえたらいい」。鷹のCBOの“業務”には故郷への恩返しと夢実現への援護もある。

 ○…城島CBOは自打球による右脛骨(けいこつ)骨挫傷で離脱した柳田を気遣い、「自打球は仕方ない。あればかりは何が起こるか分からないから」と話した。自身も現役時代の05年秋に自打球による左脛骨骨折でポストシーズンを欠場した苦い経験があり、「心配だけどシーズンは長いので」と回復を願った。

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