中日が甲子園連敗11で止めた 新4番・細川が今季初適時打 不振の石川昂に代わり即結果

[ 2025年4月13日 05:45 ]

セ・リーグ   中日3―2阪神 ( 2025年4月12日    甲子園 )

<神・中>5回、適時打を放つ細川(撮影・岸 良祐)
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 鬼門突破に導いたのは、新4番だった。中日・細川が今季初めて4番でスタメン出場し、今季初の適時打を記録。昨年4月19日から続いた甲子園での連敗を11(1分け挟む)で止め、23年9月27日以来2年ぶりとなる“聖地1勝”に貢献した。

 「今の成績的に上位打線を打てる成績ではないが、何とかタイムリーを打てたことはよかった」。1―0の5回1死二、三塁。西勇の初球シュートに詰まりながらもしぶとく左前へはじき返した。

 前日まで開幕から全13試合で4番を務めていた石川昂が、この日、不振のため出場選手登録を抹消された。細川自身も前日の時点で、打率・158。だが、代わりに起用されると、その日に結果を出した。井上監督からも「あいつ(細川)も安どの表情を浮かべていたからね。一つの薬としてグンと来てほしいという希望はある」と期待された。

 チームの連敗を2で止め、細川は「気持ち的にも、乗っていける感じはある」と前を向いた。最下位とはいえ、借金は2。背番号55が逆襲のキーマンになる。(湯澤 涼)

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