【九州六大学野球】西南大はサヨナラ発進 1年生右腕の森島が6回無失点と好投

[ 2025年4月13日 06:00 ]

九州六大学野球 ( 2025年4月12日    小郡 )

<西南大・久留米大>開幕戦に先発した西南大・森島
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 春季リーグ戦が開幕し、3試合が行われた。西南大の1年生右腕、森島悠仁(ゆうじん、福岡大大濠)が開幕戦に初先発し6回無失点10奪三振の好投。チームはサヨナラ勝ちした。昨秋明治神宮大会8強の福岡大は6回2失点の先発、朝吹拓海(3年)を救援した久我遥希(3年)が3回無安打無失点に抑え九大を4―2で破った。

 西南大は福岡大大濠から今春入学したばかりの1年生右腕、森島が先発し6回無失点の快投を演じた。「バックの先輩たちを信じて思い切り腕を振った」。1メートル82の長身から投げ下ろす最速143キロの直球と得意のカットボールで久留米大を2安打に抑え10三振を奪った。

 高校では3年夏に肩を痛め、柴田獅子(日本ハム1位新人)、平川絢翔(立正大)らそうそうたる投手陣のかげでベンチ外に終わった。だが3月のソフトバンク3軍とのオープン戦で先発し4回途中まで自責点2に抑え、ほかHonda熊本、慶応大戦でも好投して猛アピール。抜てきした東和樹監督は「監督20年目で新入生の開幕戦先発は初めて。直球は荒れていたが変化球でカウントが取れたのがよかった」と称えた。

 4点リードで降板しながら後続が追いつかれ初登板初勝利の快挙こそ逃したがチームはサヨナラ勝ち。「高校同期の投手たちに負けたくない。次の登板も頑張りたい」と笑顔だった。 (中島 泉)

 ≪福岡大は久我が3回無失点≫
 福岡大は3年生左腕の久我が「真っすぐは走っていなかったがカーブがよかった」。7回から救援し技巧派らしい制球力で九大を3回無安打無失点に抑えた。昨秋明治神宮大会では日体大戦(1回戦)に救援登板し2回1失点。チームの8強入りに貢献した。「自信になったが過信にならないよう今季はまた初心に戻る」と打たせて取る投球で4季連続Vを狙うチームも好発進。久我の救援で大学通算12勝目となる今季初勝利を挙げた朝吹は「ありがたい。感謝しています」と頭を下げた。

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