藤井名人　第5局は77手で2局連続千日手　11時半から先手で指し直し

名人戦第5局2日目に臨む藤井聡太名人（日本将棋連盟提供）
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　将棋の藤井聡太名人（22）＝王将を含む7冠＝に永瀬拓矢九段（32）が挑む第83期7番勝負（毎日新聞社、朝日新聞社主催）は30日、茨城県古河市の「ホテル山水」で第5局2日目が指し継がれ、午前10時59分、同一局面が4回相次ぐ千日手が77手目で成立した。両者による千日手は17、18日の第4局に続く2局連続。11時半から先手・藤井で指し直す。

　午前9時、先手・永瀬の67手目の封じ手は2筋から4筋への飛車の旋回だった。藤井も2筋から8筋へ飛車を旋回。これを両者が繰り返した。お互いに打開の糸口を探ったが、発見には至らなかったようだ。千日手成立後、立会人の藤井猛九段が対局室へ入り「30分休憩して、11時30分から再開します」と告げた。持ち時間9時間から永瀬が5時間7分、藤井は4時間42分消費した。