古市憲寿氏 中居氏側指摘の第三者委の守秘義務範囲誤認に「第三者委員会の悪質さ、醜悪さに怒り」

[ 2025年5月30日 17:04 ]

古市憲寿氏の公式インスタグラム(@poe1985)から

 社会学者の古市憲寿氏(40)が30日、自身のX(旧ツイッター)を更新。元タレントの中居正広氏(52)の代理人弁護士がフジテレビの第三者委員会に改めて調査報告書作成のために用いられたヒアリング記録やその他証拠の開示を求めたことに言及した。

 中居氏の代理人弁護士はこの日、「改めて、本調査報告書作成のために用いられた一切のヒアリング記録及びその他の証拠、事実認定のために使用した資料の開示を求めます」と要求。「貴委員会が日本弁護士連合会“企業不祥事における第三者委員会ガイドライン”の想定を超える調査・評価を行い、中居氏に名誉・社会的信用の喪失という具体的損害を与えた事実は看過できません」と訴えた。また、文書の中で第三者委の守秘義務の対象の誤認を主張した。

 古市氏は「中居正広さんの代理人弁護士による再釈明要求の文章が公開されていますね」とつづり、中居氏の代理人弁護士の文書を引用。「特に、第三者委員会が【守秘義務の範囲を誤認していた】という指摘は重大だと思います」と訴えた。

 「第三者委員会は、中居さんが守秘義務解除に応じなかった“態度”を不利益認定の根拠にしていましたが、この指摘が事実なら【そもそも何が守秘義務の範囲かもわかっていなかったし確かめなかった】、ということになります」と主張。「しかも中居さんは、6時間のヒアリングの際にも、守秘義務の範囲を含めてきちんと確認して欲しいと証拠持参で委員会に求めたといいます」と指摘した。

 「“芸能人だから反論もしてこないだろう”と高をくくっていたのでしょうか。自分たちに都合のいい情報は無断で公開し、都合の悪い部分は守秘義務を理由に批判する。第三者委員会からどんな釈明があるのかわかりませんが、あくまでも今出ている情報を見る限り、第三者委員会の悪質さ、醜悪さに怒りを覚えます」と自身の見解を示した。

 「第三者委員会の報告書って、週刊誌レベルの読み物なんですか?物語を作るためには、好き勝手に情報を取捨選択していいんですか?本当にそんな適当な事実認定を弁護士さんがしていいんですか?」とつづり、「この指摘が本当なら、報告書全体の信頼性が揺らいでくる話にもなります。本当にあの報告書は公正で中立なものだったのか。誰かの意図や悪意が介入していたのではないか。もしそうなら、あの報告書をもとにしたフジテレビの再建計画自体、崩れてくることになる」と記した。

 「また、1月に中居さんの発表したコメントが、相手側弁護士の修正要求を受け入れた文章であることも明かされています」と言及。「どの点に修正要求があったのかは書かれていませんが、“中居氏本人の本来の意図が伝わらず、誤解を招きかねない文章”という表現から推察するに、少なくとも一つは、当時批判された“示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました”という部分なのではないかと思います」と推察し、「このままでは第三者委員会という制度自体が疑問視されかねない。第三者委員会からは、前回のような言い訳じみた釈明ではなく、誠実な回答があるといいと思います」と第三者委員会に求めた。

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