人気脳科学者・中野信子氏 “空気が読めない”人は集団の敵?「基準を壊してしまうようなリスクを…」

[ 2025年5月30日 15:13 ]

中野信子氏のインスタグラム(@nobuko.n.nakano)から

 コメンテーターとしても活動する脳科学者の中野信子氏が、30日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。脳科学を勉強するきっかけとなった出来事を語った。

 学生時代を振り返った中野氏は「お友達はあんまりいなくてですね」と切り出し、級友は優しく接してくれたものの「あの人はちょっと変わってるから丁寧に扱いましょうみたいな」と感じていたと打ち明けた。

 司会の黒柳徹子から「空気を読めないってよく言われちゃう?」と聞かれると、中野氏は「嫌われたりいじめられたりとかは一回もない」と断言したものの、「私がそう思ってるだけで、もしかしたらいじめられてたかもしれないですが」とも。

 そして「友達は優しくはしてくれましたけど、本当に深いコミュニケーションが取れたかっていうと分からない。みんなが持っている台本のようなものを、私だけ台本がなくて舞台に上がっちゃったみたいな。早く台本を身につけなきゃなと思って脳の勉強を」と語った。

 その後、脳について研究することで「解決できたかというと、解決できなくても生きてていいんだって思えた」と吐露。「私は変なままで生きていていいんだって思えたのは凄く大きな転換点になった。他の方もそうやって逡巡されているとしたら、全然その価値は損なわれないと言いたい」と伝えた。

 これを受けて、黒柳から「空気を読めない人は集団の敵になってしまうと言われたりしますよね」と指摘されると、中野氏は「集団の基準を壊してしまうようなリスクを、その人がいるだけで感じさせてしまうので、時にはその人に石を投げてしまうことも」と例示。しかし「冷静に考えてみてほしい」といい、「その人はもしかしたら、普段私たちが見えてないものを見ていて、その見えてないものが価値あるものかもしれないし、逆に私たちの足かせになっていてそれを壊してくれる人かもしれない」と続け、本質的な意味を考えてほしいと願った。

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