小泉農水相 “2000円米”投入で地域格差は?櫻井翔の質問に「まずはマーケットを冷ます」のが最優先

[ 2025年5月26日 23:48 ]

小泉進次郎氏
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 自民党の小泉進次郎農水相(44)が26日、日本テレビの報道番組「news zero」(月~木曜後11・00、金曜後11・30)に生出演。コメ価格高騰対策について語った。

 6月初旬にも店頭に5キロ当たり2000円で並ぶことを目指し、30万トンを放出する政府備蓄米の随意契約による販売申し込みが、この日から開始。60キロ当たり税抜き1万700円(5キロ換算で892円)で業者に売り出すとし、既に7社から合計5.8万トンの申し込みがあったと報告した。

 現状、契約先は年間1万トン以上を取り扱う大手小売業者に限るとしているが、キャスターとして出演した「嵐」の櫻井翔から、「近所に中小の小売店がある方々は2000円で備蓄米を購入することができなくなりかねない」と、地域差への対応について質問があった。

 小泉氏は「正直言って、今回重視しているのはスピード。おっしゃられた公平性というのは、随意契約という性質上、一定の指摘はあると思う」としながらも「今回政治判断で大きな政策転換をしましたので、そこは私が責任をもって説明をさせていただく」と回答した。

 例えとして「これまで災害が起きた避難所などで、物は届いているのに避難している方全員に同じ量の手配ができないから、先行的に配ればいいのに悪平等で配らないというようなことがある」と述べ、「私は今回、その手段を取りません。まずは出せるところに出してもらう。そこはご理解いただけるようにやっていきたい」と力強く語った。

 銘柄米の価格が下がりにくいという懸念もあるが、これについても「2000円というコメが出ることで消費者の選択は間違いなく広がる。まずはコメの異常高騰を抑えて、消費者のコメ離れをなんとか防いでいきたい。(安く備蓄米が出ることで)結果として銘柄米にも何らかの影響を与えうると思う」とし、「まずは熱すぎるコメのマーケットを冷ます。それなしに次の議論に進めない」と、価格高騰対策が最優先だと強調した。

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