「アフター・ザ・クエイク」上海国際映画祭出品決定 岡田将生、佐藤浩市ら豪華キャスト

[ 2025年5月26日 18:00 ]

「アフター・ザ・クエイク」の場面写真岡田将生と橋本愛(C)2025 Chiaroscuro/NHK/NHKエンタープライズ
Photo By 提供写真

 井上剛監督の「アフター・ザ・クエイク」が6月13日から中国で開催される第27回上海国際映画祭Asia Now部門に出品されることが決まった。配給・宣伝のビターズ・エンドが26日発表した。

 村上春樹氏(76)の連作短編集「神の子どもたちはみな踊る」(新潮文庫刊)に収録されている4つの小説をベースに、オリジナルの設定を交えて映像化。1995年の阪神・淡路大震災以降、別の時代・場所で喪失感を抱える4人の人生が交錯しながら2025年までの30年を描き出す、再生と回復の物語だ。

 岡田将生(35)、鳴海唯(27)、渡辺大知(34)、佐藤浩市(64)はじめ、橋本愛(29)、唐田えりか(27)、黒崎煌代(23)、井川遥(48)、のん(31)、錦戸亮(40)、堤真一(60)ら豪華出演陣も話題だ。

 中国で唯一国際映画製作者連盟の公認を受け、93年に創設された上海国際映画祭は、映画文化の普及と発展を目的に毎年国内外の約500もの作品が上映されるアジア最大級のスケールを誇る。今年から新設立されたAsia Now部門はアジアの優れた新作映画を特集する部門だ。

 ワールドプレミアとなる映画祭への参加について井上監督は「本映画祭への出品がかない、この映画を共に悩みながら格闘し作ってきたキャスト・スタッフの喜ぶ顔が浮かびとても嬉しく思いました。世界的小説家・村上春樹さんの原作は、30年前の同時期に日本中を揺るがした大きな地震とテロ事件の<揺れのあと>を描いています。日本の地面は絶えず揺れるのです。その地面のうえで暮らすこの国の人びとが潜在的に抱える<恐れ>や<畏(おそ)れ>はあまり知られていない。世界への入り口である本映画祭で感じ取ってもらえたら尚嬉しいです」とコメントを寄せた。10月3日から東京・テアトル新宿、シネスイッチ銀座ほかで全国公開。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

2025年5月26日のニュース