放送終了「君は天国でも美しい」キム・へジャ&ソン・ソック、2人が迎えた結末は?【ネタバレあり】

[ 2025年5月26日 17:00 ]

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=JTBC「君は天国でも美しい」放送画面キャプチャー
韓国で「君は天国でも美しい」の最終回が放送された。

JTBC土日ドラマ「君は天国でも美しい」が、韓国で25日に放送された第12話を最後に幕を下ろした。最終回の視聴率は全国8.3%、首都圏8.9%(ニールセン・コリア、有料世帯基準)で自己最高記録を更新し、有終の美を飾った。

この日、コ・ナクジュン(ソン・ソック)は、イ・ヘスク(キム・ヘジャ)に一緒に転生しようと提案した。自分の一言で天国で今の姿で永遠に生きなければならない妻への申し訳なさからだった。コ・ナクジュンは生まれ変わってもまた夫婦として会おうと提案し、イ・ヘスクは今回も迷わずに「そうする」と答えた。しかし、二人が転生するという話を聞いたセンター長(チョン・ホジン)は、コ・ナクジュンに「今度も一緒に転生して会うんですね」とし「夫婦は同じ鎖に縛られた囚人」という意味深な言葉を残した。

センター長の発言に、コ・ナクジュンは悩み始めた。「転生して、あなたと新たな人生を生きてみたい」という妻イ・ヘスクの話に表には出さないものの、考え込んだ。そして二人は、転生の日を迎えた。センター長と職員たちの見送りの中で転生のゲートを出ると、きれいな小道が続いていた。イ・ヘスクは天国には一人で来たが、転生の道には夫がいて心強く思った。二人より先にこの道を通ったはずの息子コ・ウノ(リュ・ドクファン)のことも思い出した。

転生の道の終わりに差し掛かった時、コ・ナクジュンは意外な話を伝えた。二人が前世、その前の前世、それよりもっと前の前世を繰り返して23回も夫婦の縁を結んでいるという話だった。彼は自身の欲と未練が、イ・ヘスクを因縁の鎖で縛っていると考えていた。これにコ・ナクジュンは「今度は、君に完全に違う人生をプレゼントしたい。僕なしで」と、転生の最後のゲートの前で別れを告げた。イ・ヘスクは永遠な別れということを分かっていながらも、コ・ナクジュンの真心を受け入れた。「本当にお疲れ様。君と一緒にいれてよかった」と、彼の見送りの中で一人で転生のゲートを出た。

そうしてイ・ヘスクは、コ・ナクジュンがいない現世で新しい人生を、コ・ナクジュンはイ・ヘスクがいない天国でお互いを恋しさが募る日々を過ごした。しかし、終盤にイ・ヘスクが転生した人生を終えたとき、コ・ナクジュンが天国へ行く際に迎えに来たような再会シーンが描かれ、視聴者たちに感動を届けた。「今になって分かった。僕たちが一緒にいたそのすべての日は、地獄ではなく天国だったということを。いつでもまた戻れるなら、僕は喜んで行く。天国より美しい君とのその人生の中へ」というコ・ナクジュンのナレーションは、愛する人と一緒にいる今この瞬間が“天国より美しい”人生という、作品のタイトルに込められた意味を示した。

同作は、誰も経験したことはないが、誰もが想像したことがあるであろう死後の世界。天国と地獄を網羅する死後の世界への新たなアプローチで、斬新な設定と世界観を完成させた。また、「死は、人生の終わりではなく、別の人生の始まり」という作品の前提の中で、生と死、縁に対するストーリーをユニークかつ温かく描いた。劇中、天国は前世を終えて、来世を準備する一つの過程に過ぎないということが表現された。また、誰もが生きていく中で、素敵な縁であろうと悪縁であろうと縁を結んで、絡み合った縁の課題を解決していく過程が、私たちの繰り返される人生の旅程であるメッセージも届けた。このように、死を通じて人生を振り返らせ、縁の価値と大切さを再認識させ、視聴者に深い響きと余韻を残した。

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