井口綾子 タレント×会社経営“二刀流”2年目に突入「大変だけど、楽しい」経営者としての“信念”も確立

[ 2025年5月31日 23:04 ]

タレントと経営者の“二刀流”として奮闘中の井口綾子
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 タレントの井口綾子が31日、神奈川・横浜BUNTAIで行われた格闘技イベント「K-1 BEYOND」にゲスト解説として登場した。

 昨年3月に「K―1」公式サポーターに就任。格闘技ファンの父と3人の兄の影響で幼い頃から格闘技に触れており、自身も熱烈なファンだ。イベント終演後の興奮冷めやらぬ中、本紙の取材に応じた。

 この日の最終戦であるマハムード・サッタリとティアン・ターザンのタイトルマッチを振り返り「サッタリ選手が30戦30勝のターザン選手からダウンを奪った。いきなりダウンする経験のないターザン選手が心折れていないかと思ったのですが、立ち直って逆転KO。本当にすごかった」と興奮気味。「金子(晃大)選手と池田(幸司)選手の試合も番狂せ。ずっと王座を狙っていた池田選手が絶対王者に勝ったのは、他の選手にも希望や活力を与えるような試合だったと思います」と格闘技愛は健在の様子だ。

 K―1公式サポーターの他にも、2年目を迎えたものがある。昨年1月から本格的に一端を担っている、父経営の美容室運営だ。井口は今年3月にオープンした福岡天神店の開拓を担当。テナント選びや内装から携わった。「去年準備していたものが今年に入って形になっている」と2年目に入り徐々に手応えをつかんでいる。

 芸能活動と美容室経営の“二刀流”を公表した昨年は「経営との二刀流タレント」としてYouTubeで展開されているビジネス映像メディア「PIVOT」に出演。そこで経営者らと関わる中で、多くの刺激を受けた。「上に立つ人は、社会や人のためにやっていることが結果として自分のためになっている。美容師は一般的に思われている社会的地位よりも、もっと素晴らしい職業。人を幸せにしている美容師の皆さんを幸せにしてあげたい、その方たちの夢をかなえてあげたいという信念でやっている。絶対にブレちゃいけない芯のようなところを学べています」と、貴重な学びの時間になっているようだ。

 自身は現在、自社製品のEC(インターネット販売)の規模拡大に注力している。その裏には、スタッフを第一に思う井口の信念がある。「サロンワークは技術職なので立てなくなってしまう時もくる。その時に同じ給料を払えるように、収入の軸を作りたいと思ってECを始めた。ECで成功することで、スタッフの皆さんの生活を守っていけるような軸を作ることが目標です」。

 表舞台に立つ演者である一方、美容室のスタッフを支える裏方。相反する2つの立場が互いに好影響を与えあっている。「大変ですけど、楽しいですね」と充実感に満ちた表情でほほ笑んだ。

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