「六月博多座大歌舞伎」出演者が船乗り込み 16年ぶり勘九郎「楽しかった」「見知らぬ方へのご宣伝を」

[ 2025年5月31日 17:40 ]

船乗り込みを行った中村勘九郎(撮影・杉浦 友樹)
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 福岡市の博多座で「六月博多座大歌舞伎」が6月4日に初日を迎える。31日は出演者が小舟に乗ってPRする初夏の風物詩「船乗り込み」が行われ中村勘九郎(43)と中村七之助(42)の兄弟らが登場した。

 江戸時代から行われていた歌舞伎の伝統行事で博多座では24回目の開催。コースは博多川の清流公園からの約800メートル。俳優の名前を染め抜いた色とりどりの幟、高ちょうちんに飾られた船に乗り込み、川岸のファンの歓声に応えながら来場を呼びかけた。勘九郎は16年ぶりの船乗り込みに「前回は全く覚えていません。真っさらな気持ちで乗りたい」と話して乗船。約35分かけて下り終え「楽しかった~」と笑顔がはじけた。

 勘九郎の博多座登場は7年ぶり。乗船式典では弟の七之助が4月に結婚したことにも触れると、ファンからの大きな歓声に包まれた。勘九郎は「役者としても脂がのっている頃だと思います。まさに食べごろ、見ごろです」と力を込めた。

 約3万5000人が見守った。「期待を裏切らぬよう、昼夜ともにみんなで力を合わせて一生懸命、いい舞台をしたい。ご家族、友人、見知らぬ方へのご宣伝を」と呼びかけた。

 公演は6月4日から26日まで。6月10日と18日は休演日になっている。

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