有力な番組出演者がフジ女性社員の前で「下半身を露出」 3月公表のフジ第三者委報告書に記載

[ 2025年4月9日 18:27 ]

フジテレビ社屋
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 元タレントの中居正広氏(52)と女性とのトラブルに端を発する問題で、フジテレビの第三者委員会が3月31日に公表した調査報告書をめぐり「重要な類似事案」がネット上で注目を集めている。

 複数取り上げられた「重要な類似事案」の中で、10年以上前の出来事として、番組出演者が同局女性社員の前で下半身を露出したという報告があった。

 報告書では詳細な経緯を記載。「10年以上前、B氏から、女性社員に対して電話があり、有力な番組出演者と会食をしており、女性社員に来て欲しいという誘いを受けた。女性社員が22時頃B氏の指定した店に着くと、番組出演者、B氏のほか、男性が3~4人いた」と、女性社員が幹部B氏に呼び出された。

 「各々が、個室で飲んでいた。そこから数時間、普通の飲み会が開催された。しかし、女性社員がトイレに立ち、個室に戻ったところ、番組出演者以外の者は不在になっており、女性社員は個室に番組出演者と2人残された。女性社員は番組出演者から場所を変えようと言われ、これに従った」と置き去りにされた女性は出演者と2人で別の場所に移動。

 「その後、女性社員は番組出演者とともにタクシーに乗り、別の店に移動した。外観は普通の一般家庭のようなところであり、チャイムを鳴らすと店員らしき男性が出てきて、地下の部屋に通された」と部屋に入り、酒を注文した。

 飲み物が届いた後、「番組出演者が突如としてズボンと下着を脱ぎ、下半身を露出した。危険を感じた女性社員は、『私はそういうのがだめなので』と荷物を持ち地上階に上がり、外に出てタクシーを拾い帰宅した。番組出演者は引き止めようということもなく、ぼんやりと見ていた」という。

 女性が帰りのタクシーで携帯を確認したところ、B氏から「先に帰らせる様な形になって申し訳ない」という趣旨のメールが入っていた。

 女性社員は、番組出演者と性的関係を持つとは思われたくなかったため、すぐにB氏に「申し訳ないが、番組出演者を置いて出てきてしまった。今後番組制作の上で迷惑をかけるかもしれないが、後はよろしくお願いします」という趣旨のメールを送付。B氏は「了解しました」という趣旨の返事をした。

 報告書では「女性社員は、その後もB氏に番組出演者との間で起こった出来事を話していないが、上記のメールでB氏は何かが起こったか察知したと考えている」と幹部B氏が感づいていたと指摘した。

 第三者委は女性社員の同意の下で、B氏に事実関係を確認したが「全く記憶にない」と述べ、その一方で「あってもおかしくない」と述べたという。

 また、下半身を露出したとされる番組出演者に対してはヒアリングを打診したが、返答なし。女性社員の氏名を伏せて質問状も送付したが、「受け取られずに返送された。電話での協力を要請したが、多忙のため協力できないと回答があった」という。

 第三者委は「概ね女性社員の供述する事実経過に沿った出来事があった可能性が高いものと判断した」とし、B氏が女性社員と番組出演者を「置き去り」にしたことについて「女性社員を危険に晒す行為であり、現にその後女性社員がセクハラを受けている。このことも、女性社員を危険から守ることよりも、有力な番組出演者への配慮を優先させるB氏の思考パターンを表している」と指摘した。

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