ミキ、5月5日から全国11都市で単独ライブ 47都道府県での公演を達成 昴生「自分の中で形になる」

[ 2025年4月9日 05:00 ]

全国ツアーへの意気込みを語った「ミキ」の亜生(左)と昴生
Photo By スポニチ

 お笑いコンビ「ミキ」が5月5日から全国11都市で単独ライブを開く。このほど都内で行われた取材会で、昴生(38)は「これが上方漫才だというのをぜひ見てもらいたい」と力強く語った。

 「新しいネタにどんどんチャレンジしていくというのが本当の漫才師だなと思うので、全国ツアーを続けていくことが漫才師であることのベースになっている」

 2018年からスタートした全国ツアー。職業・漫才師として、2人は「お金を払って劇場に来てくれるお客さんを大事にしたい」という思いから、YouTubeやテレビでは披露したことのない未公開ネタや新ネタを披露し続けてきた。

 全国ツアー初開催となった18年の大阪・よしもと漫才劇場公演では、全て新ネタで臨んだことも影響し「1時間半ずっとすべった」(昴生)と苦い経験を味わったが、劇場でライブを行うことに強いこだわりを持ち続けてきた。今では「上方漫才を背負ってやっているという気持ちは凄い大きい」(昴生)と自覚も芽生えた。2人の悲願である「上方漫才大賞」の獲得に向け、今年も全国ツアーで腕を磨く。

 昨年終了時点で未開催の県は残すところ4つとなっていたが、ついに今年で47都道府県完全制覇となる見込み。「全都道府県で漫才したというのが自分の中で形になる」と昴生は素直に喜んだが「全都道府県回ったから終わりとかではない」と浮足立つことはない。見据えるのは「もっといろんな会場でライブをする」ことだ。

 「生で漫才を見たことがない人たちが結構多いので、そういう人たちの前でも漫才をしたい」と語るのは弟の亜生。各都道府県の県庁所在地を中心に回ってきた中で芽生えた感情だ。「僕らを見て、お笑いに興味持ってくれたらうれしい」と2人は口をそろえる。昴生は「めっちゃ田舎とかでもいいし、違う会館、違う場所でやっていきたい」と展望を語った。

 千秋楽は12月12日の大阪・なんばグランド花月(NGK)公演。「NGKは毎年お祭りみたいになってくれる。(他の劇場だと)最初はちょっと起こさないといけないみたいな時間があったりするんですけど、NGKは最初から盛り上がってくれる」。NGKは「ミキ」にとってのホームだ。

 同公演では、初の試みとなるパブリックビューイング(PV)を開催する。他にはない独特の雰囲気の中で行われるNGK公演。昴生は「NGK公演は本当に人気でチケットを取れない人がめっちゃ多いし、地方の人もNGK見てみたいっていう人が多い。映画館でもいいからNGKの雰囲気を味わってもらいたい」と熱く呼びかけた。

続きを表示

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

2025年4月9日のニュース