池松壮亮 初の毎コン個人賞に「喜びが押し寄せております」 ダブル受賞の越山敬達に「また共演できたら」

[ 2025年2月13日 13:58 ]

<第79回毎日映画コンクール贈呈式>助演俳優賞を受賞した池松壮亮(撮影・西海 健太郎)
Photo By スポニチ

 2024年(第79回)毎日映画コンクールの贈呈式が13日、東京都目黒区八雲のめぐろパーシモンホールで行われた。映画「ぼくのお日さま」(監督奥山大史)で助演俳優賞を射止めた池松壮亮(34)が登壇した。

 吃音(きつおん)がある少年タクヤとフィギュアスケートを習う少女さくら、さくらのコーチの3人の出会いと別れを描いた物語。池松はコーチを演じた。コーチらしく滑れるまで2年はかかると言われたフィギュアを半年間で形にした。

 池松は「このような賞をいただきまして大変嬉しく、感動しております。毎日映画コンクール初めて個人賞ができました。喜びが押し寄せております」と感無量の面持ち。「才能あふれる奥山監督、スタッフ、キャストに心から感謝いたします。この映画を観てくださった観客の皆様、各地の劇場スタッフそれから毎日映画コンクールの運営の皆様に心より感謝申し上げます」と感謝の言葉を重ねた。

 「映画に携わることによってこの世界に物語を届けられること、共感の必要な世界に共感をもたらすことができること、そして演じることを生業とできること。そうした自分に今与えられている幸せをしっかりと噛み締めて、これからも映画の中で真実の声を聞きながら、真実を語り続けていきたいと強く思っております」と映画への熱い思いを語った。「この度の受賞がこれからの大きな励みになりました」とさらなる高みを見据えた。

 タクヤ役とさくら役は新人の越山敬達と中西希亜良。子役を経て日本映画界に欠かせない俳優となった池松は“コーチ”として2人の魅力を引き出した。越山はスポニチグランプリ新人賞を受賞。うれしいダブル受賞となった。後ろに座る越山に「本当におめでとう」と祝福メッセージを伝えると、会場は和やかなムードに包まれた。

 ダブル受賞に「敬達と取れたこと、本当にうれしく思っています。主役として敬達と希亜良が映画の真ん中に立ってくれた。この2人の才能を引っ張り出すんだ、今しかない輝きを何とかして引き出すんだと思ってみんなやってきましたので、本当にうれしいです」と満面の笑み。越山に「まっすぐ育ってほしいですし、悩んだら周りを頼ってほしい。また共演できたらな」と熱いエールを送った。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

2025年2月13日のニュース