元NHKエース局員 辞める直前の「給料」告白 3月末に退社したばかり 「43歳でその額は恵まれてる」

[ 2025年4月7日 14:07 ]

ReHacQ 公式X(@ReHacQ)から

 3月末にNHKを退社した演出家・プロデューサーの井上大輔氏が、7日までに更新された経済チャンネル「ReHacQ―リハック―」にゲスト出演。テレビが「オールドメディア」と言われていることについて、持論を展開した。

 「テレ朝&NHKのエースが衝撃告白!現場を無視…テレビ報道の作り方とは?【ReHacQ高橋弘樹vs井上大輔】」と題する動画で、元テレビ東京プロデューサーの高橋弘樹氏と語り合った井上氏。動画冒頭で、「そもそも辞める直前の給料、いくらだったんですか」と問われ「年収で額面1200…(万円)」と赤裸々に打ち明けた。

 高橋氏は「43歳で1200万円は恵まれてる方ですし、外で1200万円稼ごうと思ったら結構大変ですよ」と驚いた様子。それでも「なぜ仕事を辞めたのか」について深掘りしていった。

 井上氏は06年にTBSビジョン(現TBSスパークル)に入社し、16年にテレビ朝日に転職して「羽鳥慎一モーニングショー」などを担当。19年にNHKに転職し、「クローズアップ現代」や「サタデーウォッチ9」など花形番組を手掛けたが、今年3月末をもって退社した。

 辞めた理由を問われると、「一言で言うと、自分の作りたいものがテレビでは作れなくなってる」と告白。高橋氏は、これまで井上氏が手掛けてきた番組の大きさを見て「いやいやいや…」と否定したが、井上氏は高橋氏の姿を見て「自由に自分の演出ができるのがうらやましいなと思った」と明かした。

 今後については、「ドキュメンタリーをやりたい」といい「ドキュメンタリーは時間もお金も人も必要で、すぐにはできないと思って。1年くらいはこうやって知名度を上げて仲間を増やしたり、スポンサーになってくれるような人たちが出てきてくれればいいなと思いながら…ドキュメンタリー専門チャンネルができたらいいな」と展望を明かした。

 井上氏は辞める前、「100日後に会社辞めるオールドメディア局員」という名前でX(旧ツイッター)を投稿して話題を集めていたが、テレビ局をオールドメディアだと思うことについては「いまだに“自分たちが世論だ”と思っている人たちは多い」と指摘。例として兵庫県知事選を巡る斎藤元彦氏の一連の報道などを挙げ、「テレビの人はテレビしか見ないから、ある意味フィルターバブルみたいに自分たちが世論を形成していると勘違いしている。その勘違いがオールドだと思う」と私見を述べた。

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