【単独インタビュー】村上信五 2択のススメ 100%自分で書いた「哲学本」サラリーマンに読んでほしい

[ 2025年4月7日 05:00 ]

「半分論」について語った村上信五(撮影・藤山 由理)
Photo By スポニチ

 SUPER EIGHTの村上信五(43)が初の著書「半分論」(幻冬舎)を執筆した。14日の発売を前に本紙の単独インタビューに応じ「だまされたと思って手に取ってもらえたら、知らない自分の思考回路が目覚める瞬間がきっとある。ぜひ読んでだまされてください」と村上節全開でアピールした。

 物事を選ぶ時に2択をベースにすると、思考が整理され、人生が好転していくという内容。芸能界入りやCDデビューなど、人生で大きな転換点を何度も経て生まれた考えだ。「自分の中でまとまったのは書きながら。頭の中でぼんやりとあったものを言語化して、こういうことなんやと。我ながらええこと言うてんなと思いました」と胸を張った。

 昨夏放送の文化放送「村上信五くんと経済クン」での会話をきっかけに出版が決定。「文才があると言われたこともない。とにかく思うことを整理しながら(本の)順番通り書きました。僕がやることはほぼ終わりホッとしています」と目を細めた。作家としては産声を上げたばかり。「全部が初めてで楽しかった」と振り返った。

 ジャンルは「哲学本」で「100%全部自分で書いたということは言うとかんと!バーッと話したことを(第三者が)まとめたり、AIが書いたりしていない。タブレットを持ち運んで自分で書きました」と強調した。

 一番読んでほしいのはサラリーマンだ。自身も農業関連会社「ノウタス」で働く会社員の一人。生活の中で「半分論」を使う例として、プレゼンなど会社員が直面するシーンを多く用いた。ファン向けには「人間関係の例を入れることを意識しました」と明かす。

 新社会人にもオススメの一冊。後輩グループ「timelesz」の新メンバー5人にも読んでほしいと言い「これから大変やろうし、グループをやっていく上で役立つことも山ほど書いてある。プレゼントしたい」。

 今後の作家活動については「この本が売れたら考えます。売れてないのに次書きたいとは口が裂けても言えない」と現実味あふれる回答。「一番は長い間読まれ続けるのが理想。30年後の読者に“2025年にはこんな考え方をしていたアイドルがおったんや”と響いてくれたらうれしい」と長く“我が子”が愛されることを願った。(糸賀 日向子)

 ≪加藤シゲアキらも執筆活動≫STARTO ENTERTAINMENT所属タレントでは、NEWSの加藤シゲアキ(37)が2作が直木賞候補作入りするなど作家として活躍。Kis―My―Ft2の宮田俊哉(36)はライトノベル「境界のメロディ」で昨年小説家デビューしている。King&Princeの高橋海人(26)や元KAT―TUNの中丸雄一(41)は漫画家デビューしている。また、SixTONESの京本大我(30)は写真展を開催するなど、さまざまな方面で活躍している。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

2025年4月7日のニュース