八代目尾上菊五郎、尾上菊之助の襲名披露興行「六月大歌舞伎」が開幕 七代目菊五郎は口上で呼称再提案

[ 2025年6月2日 20:38 ]

<「六月大歌舞伎」初日夜の部「口上」>口上に登場した(左から)尾上菊之助、八代目尾上菊五郎、七代目尾上菊五郎
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 歌舞伎俳優の八代目尾上菊五郎(47)と、長男の尾上菊之助(11)が2日、東京・歌舞伎座で襲名披露興行「六月大歌舞伎」(27日まで)の初日に出演した。

 昼の部の襲名披露演目「車引」では菊之助が初役の梅王丸を熱演。「寺子屋」では菊五郎が2度目となる大役の松王丸を演じた。夜の部では親子で「連獅子」を披露し、音羽屋の伝統継承をアピールした。

 口上では片岡仁左衛門(81)が「八代目さんは音羽屋の芸を継ぐことはもちろん。岳父播磨屋さんの芸を残すべく一生懸命努力されております。将来は必ずや歌舞伎界の一角を背負う立派な役者になると確信している」と口にした。息子の菊之助にも「芝居が上品。彼もまた、おじいさま、お父さまに劣らない立派な役者になってくれると思う」と期待を口にした。

 菊之助は「立派な歌舞伎俳優になれるよう、より一層精進してまいります」と気合を入れた。

 七代目菊五郎(82)は「仁左衛門さんから“菊五郎が2人でどう呼んだらいいのか”と聞かれまして“しっちゃん、はっちゃんでいいんじゃないか”と言ったのですが、残念ながらまだ一度もそう呼ばれておりません」と明かし、会場の笑いを誘った。

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