田中真紀子氏 古巣・外務省にかみつく 余剰米「アフリカに、ガザに何で出さないんですか?」

[ 2025年6月2日 17:12 ]

田中真紀子氏
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 田中真紀子元外相(81)が2日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金後1・55)にリモートで生出演し、コメ政策を巡り古巣の外務省に苦言を呈する場面があった。

 事実上の減反政策が続き、深刻なコメ不足が続く日本。5キロ当たりの平均価格は、昨年春の約2000円から、現在は4285円と過去最高値を更新している。田中氏は「消費者も選べる、チョイスのあるものにしないといけない」と述べ、安い古米と、高価なブランド米の両方が店頭に並ぶ状況を理想として挙げた。

 元衆院議員のタレント杉村太蔵からは、「その選択肢の中に、輸入米って入りますか?」と質問が。田中氏は「今は入れる必要はないかもしれないけど、足りなくなったら輸入米は必要でしょう」と見解を示した。

 その流れで、「それから、日本の余ったものも、フレッシュなうちに海外に、食料不足のところに」と提案。「アフリカに、ガザに何で出さないんですか?外務省は何やってるのか?と」と、いら立ちを口にした。

 コメ不足、価格高騰、減反政策、農政改革と、現在はコメ作りにとって転換期でもある。田中氏は「過渡期ですから」と指摘。「今行われていることをテレビが一生懸命宣伝して、しなくてもいいのに毎日毎日、各局がやっていて、安いうちに買いに行こうかなって、買いに行っているんじゃないですか?」と、備蓄米放出や価格を巡る報道に終始する報道に皮肉も口にした。

 その上で、「私は今後のことを言っているんです。今回のことを奇禍として、こんなことを繰り返さないように。政治家はもっと働けって言ってるいんですよ」と、真紀子節は収まらなかった。

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