田崎史郎氏 小泉進次郎農相と“対立構造”森山幹事長の思惑推察「参院選で勝つのが使命ですから」

[ 2025年6月2日 16:42 ]

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 政治ジャーナリスト田崎史郎氏が2日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金後1・55)にリモートで生出演し、コメ問題を巡る自民党内の対立構造について私見を語った。

 就任直後から随意契約により、政府備蓄米を安価で放出した小泉氏。これに対し、農水族でもある野村氏は「随意契約とか、ほとんど自分で決めて発表してしまう」と不快感をあらわに。「森山(裕幹事長)先生からチクッとやっていただかないと。我々が言ったって、言うことを聞きませんので、幹事長にお願いして、お灸を据えていただこうかなと思っている」などと述べた。先輩大臣からの痛烈な一言にも、小泉氏は「自分の判断と責任を持って決める。責任は大臣が取るべきというのは政治家のあるべき姿だと思う」とブレない姿勢を示した。森山幹事長も「農家が頑張って作ろうという気持ちでやってもらわなければ、食料安全保障は成り立たないと(小泉氏に)しつこく言ってある」と述べた。

 3人を巡るこうした構図に、MCの宮根誠司は「意地悪な見方をすると、物凄くよくできている。森山さんや野村さんが悪者を演じれば演じれるほど、小泉さんがどんどん立ってくるという」と自身の見解を語った。

 すると、田崎氏も「その効果もありますし、参院選に向けて空気を入れ換える効果も持ってくると思う。参院選で勝つというのが森山さんの使命ですから、小泉さんが多少、危ういことを言っても、それを飲み込んでやっていかれるんだと思います」と指摘。小泉氏を際立たせ、参院選にいい流れを作るための思惑ではないかと推察した。

 これに、元衆院議員でタレント杉村太蔵は「“劇団自民党”みたいなところもありますよね。ちゃんと配役されてね」と、絶妙な表現で感心させていた。

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