フジ新たな取締役候補案　TBS「Nスタ」ダルトン案1人も入らず報道「北尾氏は激怒している」と伝える

会見する北尾吉孝氏（撮影・篠原岳夫）
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　TBS「Nスタ」（月～金曜後3・49）は16日、フジテレビの清水賢治社長が同日行った会見の冒頭を生中継した。フジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングス（HD)が同日公表した人事案について解説した。

　大株主の米投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」はSBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長ら12人を独自に株主提案していたが、この日公表の候補者には1人も含まれなかった。このフジテレビの人事案について企業関係者は「北尾氏は激怒していると聞いた」と話した。

　フジ・メディアHDが6月に予定されている株主総会で提案する、新たな取締役候補として決定したのは、ファミリーマート元社長の澤田貴司氏や元森ビル取締役専務執行役員CFOの堀内勉氏、フジテレビの柳敦史執行役員、渥美坂井法律事務所・外国法共同事業の花田さおり氏の4人。

　北尾氏は4月。都内でフジテレビの改革に向けた事業構想に向けて会見を行った際「フジHDが敵対するなら徹底的に戦う」と発言していた。今後の“反撃”に注目が集まる。