元銀行員の経営コンサルタント みずほ銀行でも貸金庫窃盗に「三菱UFJ銀行のはびっくりしましたが…」

[ 2025年2月19日 10:43 ]

フジテレビ社屋
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 経営コンサルタントとして多くの企業を支援、ビジネス書作家としても活動する大杉潤氏が19日、MCを務めるフジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。みずほ銀行が18日、行員が支店の貸金庫から、顧客2人の現金計数千万円を盗んでいたと発表したことに言及した。

 みずほ銀行では2019年に発覚し、行員を既に懲戒解雇した。これまで公表していなかったことについて「顧客との関係を踏まえた」と説明している。

 三菱UFJ銀行に続いて多額の貸金庫窃盗が判明し、銀行業界の信用が問われている。林芳正官房長官は18日の記者会見で「貸金庫の管理体制の点検を進め、信頼確保に努めていただきたい」と述べ、今後金融庁で貸金庫サービスの在り方について検討を進めるとした。金融庁の集計によると金融機関で19年4月から昨年12月20日までに、貸金庫から現金などを着服する事案は三菱UFJ銀を含め3件起きていた。残る2件はみずほ銀とハナ信用組合(東京)とみられる。ハナ信組では、職員が鍵を不正に複製して貸金庫から現金を窃取していた。

 元銀行員の大杉氏は「私が銀行員だったのはもう20年以上前なんですが、本来、ミスや不正が起こらないようなチェック体制が万全にされているんですね。具体的に作業をする人とチェックをする人は別になっています」と説明し、「ただこういうことが起こったというのは、ミスが重なって、三菱UFJ銀行の時なんかは長年にわたって、かなりの金額でかなりのお客様が被害にあったわけですけど、そういうことが起こり得る。人間がやっていることなので、どんなにシステムがしっかりしていてもミスは起こり得るんだとあらためて感じました」と話した。そして「規模の大きさは、三菱UFJ銀行のはびっくりしましたが、みずほがやったようなやつは起こり得るんだろうなっていうのが正直な受け止め方です」と自身の見解を述べた。

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