元卓球日本代表・平野早矢香氏 「客観的に卓球を…」現役引退後に新たな気づき「卓球はこんな良さがある」

[ 2025年3月8日 17:19 ]

フォトセッションに応じる平野早矢香氏(撮影・小渕 日向子)
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 12年ロンドン五輪卓球女子団体銀メダリストの平野早矢香氏(39)が8日、都内で行われた「ロッテ×LOCOK“噛む力をスポーツの力に” 第三弾 卓球教室&トークショー」に出席し、小学生14人に卓球の楽しさ、スポーツと「かむこと」の大切さを伝えた。

 卓球初心者の小学1年から4年、計14人が参加したイベント。子供たちの積極性に刺激を受けて「卓球を楽しんでいる姿を見てとてもうれしかった。凄く良いイベントだった」と笑顔を見せた。

 現役時代は、卓球の素晴らしさやスポーツの意義などを考えるよりも「自分が強くなること、世界のトップで活躍するために今何をするか」を優先する日々だった。

 だが16年に現役引退を引退すると、意識は変わった。他競技の現場に足を運び、間近で体感することによって新たな世界観が生まれた。「その競技の特性を感じつつ、卓球は他競技と比べてこんな良さがあるなと気づいた。客観的に卓球を見ることができるようになった」という。

 今後も大好きな卓球の良さを発信しつつ「幅広い楽しみ方や学びがあると思っている。自分が多くの指導者から学んだ技術を伝えていくことはもちろん、卓球を通じた人間教育もしていきたい」と目標を掲げる。願いはささやかで、かつ壮大だ。「多くの方に卓球に触れてもらえるとうれしい」。競技の発展、スポーツによっての人間形成、心身の鍛錬…。平野氏は卓球のみならず、スポーツの意義を発信し続ける。

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