元卓球日本代表・平野早矢香氏 現役選手へ、中国の牙城崩し期待「自分の可能性を信じてチャレンジして」

[ 2025年3月8日 17:18 ]

フォトセッションに応じる平野早矢香氏(撮影・小渕 日向子)
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 12年ロンドン五輪卓球女子団体銀メダリストの平野早矢香氏(39)が8日、都内で行われた「ロッテ×LOCOK“噛む力をスポーツの力に” 第三弾 卓球教室&トークショー」に出席し、小学生14人に卓球の楽しさ、スポーツと「かむこと」の大切さを伝えた。世界のトップクラスと戦う現役選手に向けた思いも語った。

 張本智和(智和企画)、早田ひな(日本生命)などがけん引する現在の日本卓球界。平野氏が現役時代に達成できなかった中国選手の牙城を崩すべく奮闘する、選手らに向け「“中国越え”を日頃から意識して取り組んでいると思うので、ぜひとも超えてほしいと思っている」とエール。「それを、超える能力がある選手がそろっている」と選手層の厚さを強調し、「自分の可能性を信じて、自分のできる限界までチャレンジしてほしい」と大きな期待感を示した。

 同時に、卓球を始めた子供たちや親が「“あの選手凄い”“あの選手目指して頑張ろうよ”と思ってもらえるような選手が、たくさん出てくれるとうれしい」という。ドジャース・大谷翔平選手の名を挙げ「スポーツ界にとって大切な人材、目指すべきアスリート像のような選手が、卓球界から出てくれるとうれしい」と願った。

 この日のイベントには、卓球初心者の小学1年から4年、計14人が参加。子供たちの積極性に刺激を受けて「卓球を楽しんでいる姿を見てとてもうれしかった。凄く良いイベントだった」と振り返った。今後も「卓球の技術や卓球の素晴らしさなど自分が学んだことを伝えていく、そして卓球を通じた人間教育もしていきたい」と競技の普及に努める。

 スポーツと「かむこと」の関連性を伝える「“噛む力をスポーツの力に”」プロジェクト。第1弾の元野球選手・里崎智也氏、第2弾のバレーボール選手・石川真佑、元バレーボール選手・竹下佳江氏に続き、3度目の開催となった。

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